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8話

これ逃げれねぇよなぁ…。

目の前にいるフィールドボスはシーナが言ってたデッカい角ウサギだよな?

元の角ウサギが中型犬サイズだったけど、こいつはさらに3倍はデカイ。

速さは3倍じゃないのが救いだな…。

どっちにしろ今の俺の現状は非常にまずい…狩りに慣れはじめた時にボス戦ってどんだけ鬼畜なんだよ!


「やってやろうじゃねぇか……。最後の最後まで足掻いてやる!!」


腰に帯剣していた石の短剣を抜き、アイテムボックスから支給ナイフ2本を取り出し浮遊させ、正面には木の盾を浮かばせる。

さぁーーーー


「どっからでもかかってこいやぁ!!!」






皆さん、いかがお過ごしですか?今、私はフィールドボスと戦闘中です。

現状を簡単には説明しますと…。

石の短剣が壊れました!!!

武器の耐久力忘れてました…。何回か刺したらパキーンという音とともに光の粒子になりましたよ。

マジでヤバイです。支給ナイフ2本で勝てるのかな?かな?


「いつになったら倒せるかなぁっとお!!?」


デカい角ウサギの突進を浮遊させた木の盾でそらしつつ、なんとかギリギリ避ける。

攻撃力の低い俺はちまちまダメージを与えながら、ボスの攻撃を喰らわないように、そらして避けるしかない。


(と言っても、このままだと木の盾もぶっ壊れるな…。)


このまま持久戦をしててもいずれ限界が早く訪れるのは俺の方だ。

急所に攻撃してクリティカルをだし続ければ勝てるかもしれないが…。


「四の五の考えてても仕方ないよなぁ!避けるなよウサギ野郎!!」


宙に浮かせた支給ナイフの1本を囮に使い、ボスウサギの注意を引き、確実に大ダメージを与えられそうな部分、目を狙い最大速度で支給ナイフを飛ばす。


「ギュイイィィ!!?」


よしっ!命中した!さっきまで刺してた時とは反応が全然違うから結構なダメージを受けてるはずだ!


「怯んでるうちにもう1本を喰らってろ!!」


さらにもう片方の目に支給ナイフを突き刺し両目の視覚を奪う。

これで突進しようにも、見えなければ見当違いの場所に攻撃する確率も増えるだろうし、このままガードして避けていれば勝てるーーーー


「ギュガァァ!!!」


「なっ!?」


一瞬、安堵をした瞬間にボスウサギは飛び跳ねて俺に向かって落下してくる。


(視力を奪ったことで油断した!避けれなーーがはっ!!?)


俺はボスウサギの下敷きになり、ボスウサギの胴体がのしかかっているせいで手も足も出ない状態になり、完全に身動きがとれなくなっていた。


「お、重いぃぃ!って!?ちょっと待って!!なんで口開けてんの!?あれか!?

そのまま俺の頭をパックリいただいちゃうつもりなのか!!?」


いーやーーー!?パックリいただかれるにしてもウサギはイヤーー!?いただかれるなら美人なお姉さんが良いぃーーー!!


(くそ!なら最後の足掻きだ!突き刺さったままのナイフを回転!!!)


ボスウサギの両目に刺さったナイフは念動力によって操作され、ゆっくりと、ギュチュギュチュッと肉を抉りながら少しづつ体内へねじり混んでゆく。

ボスウサギは今まで感じたことのない、想像を絶する痛みに耐えかね絶叫を上げ、ナイフを振り飛ばさんとばかりに暴れ出した。


「うごぁ!?のぼぅ!びゅもら!!?」


俺もまた、ボスウサギにのしかかられ、下敷きにされたまま暴れ出したため抜け出すこともできずに押しつぶされていた。あ、でも…もふもふしてる……。ちょっと気持ちいいかもーーーーごぱぁ!?死ぬぅ!!このままでは死んでしまう!!


先に力尽きたのはボスウサギだった。

ボスウサギにのしかかられながら、ねじ込みまくったナイフが脳にまで達し、ボスウサギの脳漿をグチャグチャにかき混ぜたことで遂に力尽きた。


『北の草原のフィールドボス、ビックホーンラビットが討伐されました。

初回討伐されたプレイヤー、メイ様には初回討伐報酬として、今回の獲得熟練度が2倍になります。さらに、ソロで討伐されたのでボーナスが入ります。おめでとうございます。』


え?なにこれ?アナウンス?初回討伐?へ〜、熟練度2倍とボーナスかぁ。どれだけ上がったのかな?それよりーーーー


「ウサギが重いんですけどぉぉぉぉぉ!!!?」


まだボスウサギがのしかかったままだった まる


やっぱり戦闘描写難しいですね。

生産描写も早く書いてみたいですw

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