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7話

初勝利です!

「初勝利おめでとう!そのジョブの能力すごいねぇ。飛ばせるものや操作できる数に制限がなかったら完全にチートだね」


「そこんところはどうなんだろうな?流石に制限がないってことはないと思うけど…

ま、おいおい検証だな。」


「そうだね。今回はモンスターが1体だからよかったけど、複数いた場合はさっきみたいにはいかないから、それも私と一緒にいる間に戦って慣れていこうね!

私は夕方くらいからフレンドとパーティー組んで攻略組と合流しないといけないから…。」


「わかった。シーナも初心者の俺ばっかりにかまってたらゲームが楽しめないしな。

気にすることないぞ!別れたあとは俺なりに頑張ってみるからさ!」


「うん。ありかとねメイ兄。それじゃ、時間になるまでドンドン狩りまくろ〜!」







それから俺達は夕方になるまで片っ端から目にはいるモンスターを狩りまくった。

その際に角ウサギ3体との戦闘になり手数が足りず苦戦していると、シーナから私は使わないからメイ兄が使って!と、支給ナイフを渡され、武器3つと盾1つの同時操作で乗り切ることができた。

その戦闘の後に、シーナが持っている槍を使えるか試してみたが、浮き上がらせることもできなかった。


多分、俺が操作できるのはATK値の低い俺でも使える物に限るんだと思う。

俺が槍を試しに持ってみても、重すぎてシーナみたいに振り回せなかったしな!

取り敢えず、夕方になるまで狩りまくって手に入れた素材が色々あったな。ちょっと確認してみよう。


角ウサギの毛皮×5

角ウサギの角×2

角ウサギの肉×9


ブラックバードの羽×2

ブラックバードの肉×3


このブラックバードってモンスターは名前の如く黒い鳥、つまりまんまカラスだった。ただ集団で襲ってくるため非常に面倒臭かった!俺は念じれば武器を使って空高く飛んだモンスターでも迎撃できるけど。普通のプレイヤーにはウザいモンスターだろうな…。

しかもある程度ダメージを受けたら逃げるという厄介なモンスターだった。

できればもう戦いたくないです…。


あと、結構な戦闘をしたため、ジョブなどの熟練度も上がっていた。


《PL》メイ

HP:100 (80)

MP:140 (120)

ATK:4 (3)

DEF:3 (2)

VIT:4 (3)

INT:12 (10)

AGI:15 (12)

DEX:25 (20)

LUK:1

ジョブ 

【念動力者:2】2up

スキル

【鷹の目:3】3up 【節約:3】3up 【付加師:0】

【魔力:0】 【調教:0】

控えスキル

【鍛治師:0】 【木工:0】 【薬剤師:0】

【料理:0】 【裁縫師:0】


うん。ちょっと待って欲しい。

ステータスがあんまり変わってない気がするのは気のせいかな?

メインスキルが軒並み生産ばかりだから生産するまでは熟練度も上がらずにステータスボーナスが入らないから上がらないのはわかるけど……なんでジョブの熟練度が2になったのにATK値とか1しか上がってないの!?

このままだとステータスがDEX特化になるんだけど!!?ネタジョブですかこれ!?

LUK値が1すら上がってないけど嫌がらせか!!?


「メイ兄?どうしたの?ものすっごい変な顔してるよ?」


「いや…何でもないんだ…。うん。何も問題はない」


「そ、そっか…。メイ兄がそういうんなら私からは何も聞かないよ。

それじゃ、私はもう行くね?」


「あ、あぁ。ありがとなシーナ。お前のおかげでここの草原くらいならソロでも狩れそうだよ。」


「メイ兄のためならこのくらいなんでもないよ!でも気をつけてね?暗くなりだすと出てくるモンスターが変わったり、強くなることもあるみたいだから。

それにフィールドボスもいるしね。」


「フィールドボス?そんなのがいるのか?」


「うん。情報では角ウサギの巨大化版だって。強さも普通の角ウサギとは段違いらしいよ。発見例は結構な数があるけど、まだ誰も倒したこともないみたいだし。」


「うわぁ…。絶対に戦いたくないな。それっぽいのを見かけたら一目散に逃げるわ」


「うん。でも、気配察知能力も高いみたいだから、音を極力立てないように逃げてね!まぁ、メイ兄ならその能力で倒しちゃいそうだけどね!」


おいおい、そんな無茶なことを言うなよ。初心者の俺がフィールドボスを1人で狩れるはずがない。できれば出会いたくないものだな。


「それじゃメイ兄またね!何かあったり手伝って欲しいことがあったら、いつでも連絡してね!」


シーナはそう言いながらパチンとウィンクをして早足でフレンドとの集合場所に向かって行った。ふむ、普通の男ならあのウィンクでノックダウンされるだろうな…。

俺は昔からシーナを見てるから耐性がついたというか、妹的存在のシーナにそういう感情が湧かない。せいぜいが可愛いな止まりだな。うん。


それじゃ、俺はあとちょっとだけ狩りをしたら生産をしてみるかなぁ。







あの時帰れば良かった……。

まさかあの時の会話がフラグだったのか?

それとも、これがLUK:1の力なのか!?

なんでーーーーー!


「なんでフィールドボスと戦ってるんだ俺はぁぁァァァ!!!!?」


「ギュラァァァ!!」


俺さ…もし無事に帰れたらウサギ野郎の素材使って防具作ろうと思うんだ。

死亡フラグで終わらせましたw

さて、メイは無事に帰れるのでしょうか?

次回も楽しみにしていただければ嬉しいです。

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