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皇丸…その船の名は  作者: おみき
第6章 動き出す
26/26

Story from the other side⑴

…全く笑える。

藤原も武田も下るとはな…はははははは。


挿絵(By みてみん)


もちろん本心からの笑いではない。どこまでも不器用で素直ではない男の悲しみの笑いだ。


所詮、オバQと歴史バカだ。

連合を組んだ時、亡猫火がキャッツの名になった通り、亡霊も風林火山も、化け猫の一部になっただけだって、熱血脳筋馬鹿達には分からなかったようだ。


うん、この辺は本音かもしれないが。




残った俺を真っ先に潰しにかかるのは…やはり黒帝か…。あいつらは一筋縄では行かねー。…あいつらをやるとなれば、massacreの源田、源田亮二が必要だ。


頭の坂寺を倒せば、黒帝は潰しの始まり…これが、今まで黒帝に挑んだ奴らの発想だ、、それでいいか?…否…否だ。



周りの馬鹿どもはまだ知らんだろうが、黒帝の本当の恐ろしさは坂寺じゃない。

まずは坂寺まではいかずとも、準坂寺レベルの化け物がうじゃうじゃいること、さらに坂寺に注意を向けさせているが、俺の見立てでは本当の頭は他にいることだ。


まるで蜘蛛のように、頭がいて、脚がある。坂寺もその脚の中の一本に過ぎない。倒せばまた生えてくるだけ。


と言ったところで、頭の見当はつかないでいる。


1300という数の力で、なんとか均衡を保っていたのに、あの脳筋歴史バカ達のせいで、面倒くさいことになったぜ、全く、ははははは、笑い声は虚しく響き、それは泣いているように錯覚さえした。


挿絵(By みてみん)



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