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私を祓いに来たの?


「ん・・・」


目を開けると、彼女は畳に横たわっていた。天井が高い。私はいつのまに寝てしまったのだろう、と数刻の間考えるが、ふと我に返り勢いよく体を起こす。

体を起こした先に、彼が見えた。


「随分長く寝てたな」


隼斗は全く興味無さそうな顔で美桜を見て、素っ気なさそうに話した。


「・・・やっぱり私のこと、見えてるんじゃない」


美桜の心臓が激しく揺れる。隼斗が自分と目が合っているというだけで、どうにかなりそうだった。


(これが陰陽師の力なの・・・?)


この先どうなってしまうのか。苦しい思いをさせられて、祓われてしまうのか。

少し考えただけでも体が強ばって動けない。それなのに、彼に見つめられているだけで、なぜか嬉しくて泣きそうになる。


「まぁな、この家に住んでたじいちゃんから霊感を受け継いだから」


ふわぁと大きいあくびをしながら隼斗が答える。美桜が時計を見ると、時刻は午後6時をまわったところだった。


(この人が来たのが3時すぎだったから・・私3時間も寝てたの??)


その間に荷物を片付けたのだろうか、おじいちゃんが亡くなった時のままだった部屋がきれいに片付けられ、彼の私物であろうものが置かれていた。


美桜は違和感を覚えた。自分が気絶している間に祓うことも出来たはずだ。

意識がある時でないと祓えないなんて話は聞いたことがない。

それも実際に祓われた妖を見たことがあるわけではなく、たまたまおじいちゃんがつけたテレビで陰陽師の特集をやっていたのをみてしまい、その存在を知ってしまっただけだったが。


(おじいちゃんはあの時すぐ番組をかえたから詳しくはわからないんだけど・・)


美桜は一瞬迷ったが、その答えが知りたくなり、隼斗に尋ねた。


「あなたは、おじいちゃんの代わりに私を祓いにきたの?」



美桜の言葉を聞いた隼斗の目が大きく見開いた。

そして静かに口を開け、呟いた。


話の流れはおおよそ決まっていますが、投稿は不定期です。

それでもよければよろしくお願いします( . .)"


隼斗の言っている「霊感を受け継いだ」話はまた後日...

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