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EgoiStars:RⅡ‐3380‐  作者: EgoiStars
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【登場人物】【設定・用語一覧】【時系列年表】

≪登場人物紹介≫

アーカーシャ・デュラン

…星間連合帝国の民間軍事組織シャドーウルフズに所属する青年で通称アーク。神栄教では異端とされる神通力持ちでBEを着用することが出来る。フマーオス星人とスコルヴィー星人のハーフで左腕は赤く強靭な力を持つ。怠惰と色欲が同居したような性格で頭の中にはエロい事とサボる事しかないエゴイスト。本作の主人公の一人。


リオ・フェスタ

…アークとバディを組む帝国軍士官学校を主席で卒業した才女。ラヴァナロス星人だがピンク色の髪が特徴。真面目ながらも柔軟性に満ちた天真爛漫な性格。しかし、内にはある目的を秘めている。唯一人の帝国皇女直轄騎士団員にして帝国軍準中尉であり、帝国からの監査役兼仲介役としてシャドーウルフズに出向している。チーム唯一の常識人。本作の主人公の一人。


エルディン=ネメシス・ミュリエル

…アークの幼馴染で同じくシャドー・ウルフズに所属する青年。かつて帝国皇帝に仕えた八賢者イレイナ・ミュリエルの息子であり、母親譲りの美貌をもつ超絶美青年。プレイボーイであり、自身の行動や判断に何よりも自信を持つ高慢な性格である反面、家柄などの血統を振りかざす人間には激しい怒りを覚える程に嫌悪している。諜報活動と爆発物の取り扱いに関して随一の力を持っており知略にも優れる。本作の主人公の一人。


メアリー・ブランド・ガンフォール

…アーク、エルディンと幼馴染で四肢が義手義足の少女にして同性愛者。義手を巧みに操る海陽系屈指のハッカーであり情報戦のスペシャリストだが、趣味は暴飲暴食であり、実は守銭奴。レオンドラ星人とアイゴティヤ星人の混血児であり、父は八賢者の一人であるヴァイン・ブランドで母は海陽系のフィクサーでもあるアルバトロス・ガンフォールの孫シャルロット・ガンフォール。本作の主人公の一人。


ミヤビ・ホワイト

…シャドー・ウルフズに所属するグラマーな美人技術者。主にBEや兵器のメンテナンスを行い知的な雰囲気と豊満な身体を持ち、アークたちにとっては姉のような存在。しかしその身は子供っぽさが抜けていない。ヴェーエス星人であり、デセンブル研究所で生まれ育った過去を持っている。


カンム・ユリウス・シーベル

…皇宰戦争時に皇族派を勝利に導いた八賢者の一人にして帝国屈指の剣士。現在は過去の犯罪歴から帝国軍を去っており、民間軍事組織シャドーウルフズを経営しながら帝国軍のサポートに当たっている。アークたちにとってはボスにして父親代わりでもあり、戸籍上も後見人として登録されている。皇帝であるダンジョウやかつての仲間たちからの信望も厚い。


エリーゼ・ラフォーレ

…星間連合帝国宰相。元ローズマリー共和国の元老院議員にしてEEA長官という肩書を持ち通称は“鉄の処女”合理性と結果論を重視し、ダンジョウが皇帝即位後にはその片腕として帝国の発展に最も貢献してきた人物。しかし、内心ではダンジョウも合意の上での対立関係であり、彼の気付かぬ場所で暗躍している。


ダンジョウ=クロウ・ガウネリン

…星間連合帝国皇帝。豪放磊落にして、帝国史の中でも屈指のカリスマ性を持つ。その存在感とリーダー性から正に人の上に立つべくして生まれてきたような人物。さらに自身が考案し発令した軌跡先導法に則り、普段は政治に絡まず、幼少期からの続けるトレーニングと農業に勤しんでいる。しかしその帝国のシステムとその圧倒的カリスマ性により、帝国の最終決定権を握っている。本作の真の主人公。


ソフィア=マリリン・イルバラン・ガウネリン

…帝国皇后にしてイルバラン財閥総裁の女性で、かつての戦争では資金面でダンジョウを助けた。奇抜なファッションとメイクで目を引くが、その性格は天真爛漫。夫であるダンジョウとの仲も良好で、帝国内では良妻賢母として知られている。


ビスマルク・ナヤブリ

…帝国軍元帥にして八賢者の一角で、通称“帝国の戦鬼”養子縁組ながらも帝国創成期より皇族に仕え続けるナヤブリ家の家長を務めている。全盛期から一切の衰えを見せず、対一戦闘であれば帝国最強の名を持つ。非常に寡黙で常に間をおいて話す癖があるため怪しげな雰囲気を持つが、ダンジョウに絶対の忠誠を誓っており、部下からの信頼も厚い。


ジャネット・アクチアブリ

…帝国軍大将兼皇帝直轄部隊戦皇団団長。八賢者の一人で帝国屈指のパイロットでもある。常に敬語を絶やさない人物であり、高身長で抜群の足の長さを持つスタイル、そして誰に対しても語尾に「ッス」と付けるフランクな性格から同性である女性のファンが多い。ダンジョウに忠誠、かつての仲間たちには強い信頼感を抱いており、アークたちにも好意的。


レオナルド=ジャック・アゴスト

…八賢者の一人でカンムと並ぶ戦闘力を持つ男。なのだが低身長。非常に礼儀正しく、同格以上の人間には敬語で話す。元宇宙海賊という経歴から帝国軍には属さず、個人としてダンジョウに仕えている。


コウサ=タレーケンシ・ルネモルン

…海陽系最大宗教である神栄教教皇。かつてはダンジョウと兄弟のような関係だったが、現在では神栄教民主共和国として帝国から独立宣言し対立している。海陽系屈指のB.I.S値を誇り、現在の海陽系内で最高の知略を持つ。唯一自信を超える力を持ちながら、現在は行方の知れないシャインに対して複雑な感情を抱いている。


アンディ・ラフレイン

…神栄教の聖騎士団である神聖ザイアン隊隊長。コウサの親友である亡きネメシス・ラフレインの息子であり、コウサの妻であるメルティ・ルネモルンの弟。コウサと神栄教に心酔しており、彼と神栄教のためであれば黒く染まる決意を秘めている。


メルティ・ルネモルン

…神栄教枢機卿。亡きネメシス・ラフレインの娘でありコウサの妻。常に冷静且つ冷徹であり、何事も合理性のもと動く柔軟性を持っている。養子である二人の子供に対しても血縁など関係なく厳しくも優しく接する。


リョクレイ・ルネモルン

…コウサとメルティの養子でシャオロンとは一卵性の双子。中性的な顔立ちをしている。神栄教教皇と枢機卿の子でありながら教えに対しては疑心的で、反抗期も相まって家族とは距離を置こうとする節がある。通信回線における他星の人間との交流が数少ない楽しみ。


シャオロン・ルネモルン

…コウサとメルティの養子でシャオロンとは一卵性の双子。リョクレイと違い神栄教の教えに従い生きている。父同様に剃髪しており、叔父であるアンディを尊敬してザイアン隊への入隊を熱望しているが、とある事情により入隊が叶わないでいる。


トーマス・ティリオン

…帝国に反旗を翻すフマーオス公国の丞相。星王であるランジョウの片腕であり最大の理解者。元帝国皇后直轄護衛騎士団副団長という肩書を持ち、帝国に反旗を翻しながらも、前皇后の息子でありランジョウの弟であるダンジョウに対しても忠誠心を持っている。


タクミ・マウント

…星間連合帝国最大の軍需産業ライオット・インダストリー社の社長。痩せ型が多いカルキノス星人に似つかわしくない肥満体型をしている。智者にして根っからの商人だが、幼馴染であり親友の帝国皇帝とは繋ががりを深く持っている。


ランジョウ=サブロ・ガウネリン

…帝国不認可の独立国家フマーオス公国の星王にしてダンジョウの双子の兄。賢兄と呼ばれた秀才であり、元は帝国皇帝の座に居たが弟にその座を奪われた。賢兄に似つかわしい多才さを持っており、ダンジョウが生んだ軌跡先導法を否定し、帝国に反旗を翻している。


クジャ・ホワイト

…フマーオス公国で軟禁されている男。これまで様々な戦場をかき乱した男で、怪人・スカーフェイス・災害など様々な異名を持つ。アークとは浅からぬ因縁を持ち、またビスマルクやカンムとも因縁がある。戦闘狂にして不気味な笑い声をしながらも頭脳明晰で、作戦立案からBEや兵器開発まで行う。


ミランダ・ハリトーノフ

…女性主体のローズマリー共和国における軍、女傑軍の分隊長。高身長と強靭な肉体を持ち、女傑軍では屈指の実力を誇る。同性愛者であり隊内に複数の愛人を囲っている。帝国最強と呼ばれるビスマルクに強い対抗心を抱いている。


レイラ・コックス

…ローズマリー共和国の諜報員。誰もが振り返る美人であり、国内で唯一その存在を認知される男性、グラハム・コックスを父に持つ。未来の共和国を担うと言われるサヨ・ゴールベリとは幼馴染。エルディンの存在に興味をいだいている。


ベロニカ・ウィストン

…ローズマリー共和国の女傑軍に所属する少女。柔軟な思考を持ちながらも適当な性格。レイラとは従姉妹同士であり、サヨとも幼馴染。


セドリック・ガンフォール

…帝国惑星でありエネルギー源であるヤシマタイトの最大産出量を誇るアイゴティヤ星の知事。父はアルバトロス・ガンフォールであり、血縁上はメアリーの大叔父にあたる。野心家でありながら小心者であり、エリーゼと繋がっている。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【用語一覧】


〇海陽系惑星

恒星海陽(マリンライト)を中心とした12惑星による惑星群


○B.S.I値(検査)

生後に受けさせられる検査で対象人物の運動能力、精神力、知能力を数値化して対象人物の能力総合評価を導き出す。


○星間連合帝国

3000年以上の歴史を持ち、それ以前の時代は神話として語られている。


◇帝国に属する領星

◆ラヴァナロス星

皇帝が住まう帝星。帝都シエルを中心に強大な軍事力と最新技術、そして惑星を囲う6本の輪という天然の要塞を持つ要塞惑星。

・ラヴァナロス人特性:深紅の瞳


◆クリオス星

監獄惑星のスコルヴィー星を挟んでロースマリー共和国と隣接するため防衛惑星として扱われている。

・クリオス人特性:銀髪、色黒


◆カルキノス星

星間内最大の軍需企業ライオットインダストリー社がある惑星。

・カルキノス人特性:青い肌、金色の瞳、長身


◆レオンドラ星

農業などが盛んな自然豊かな惑星。

・レオンドラ人特性:顔立ちは普通だが犬歯が長く剛毛で、猫耳や尻尾を持つ半獣人


◆スコルヴィー星

重力が他惑星よりも強く無数のデブリと毒性の強いガスに囲まれている為、普通の戦艦や宇宙船では降りる事は出来ない。その特性を活かし帝国内の重犯罪者を収監する監獄惑星として使われている。スコルヴィー人はかつて奴隷とされていた。

・スコルヴィー人特性:赤い肌、毛髪がなく非常に大柄


◆アイゴティヤ星

山や岩に覆われた惑星。海陽系のエネルギー源である特殊な鉱石ヤシマタイトが採掘されている。

・アイゴティヤ人特性:こめかみに角


◆ヴェーエス星

雪に覆われており科学技術に特化した惑星。惑星の大陸全てに研究所が存在する。

・ヴェーエス人特性:白い肌、銀髪


■セルヤマ星

準惑星であり生命は存在していなかった。300年ほど前から移住が始まっており現在独立自治惑星として名乗りを上げている。


○神栄教民主共和国

帝国から完全自治権を得ている宗教国家。法王コウサ=タレーケンシ・ルネモルンを中心に統治されている。

◆ジュラヴァナ星

帝国管轄でありながら法王によって統治される治外法権惑星。現在はジュラヴァナ人と殉教者が居住している。

・ジュラヴァナ人特性:白目がない大きな瞳


◆チャンモイ星

無人でほとんどを海で覆われた惑星。双子島と呼ばれる∞形の小さな島が一つだけ浮かんでいる。女神メーア降臨の星と呼ばれる聖星でもある。


○フマーオス公国

皇帝の座を簒奪(帝国内では禅譲と認識されている)されたランジョウ=サブロ・ガウネリンが独立した経緯があるが、帝国内ではその存在を認めておらず、あくまでも帝国領星と言われている。

◆フマーオス星

資源に溢れた星であり自然にあふれている。国民はB.S.Iの値が他の星の人々に比べて低いく、やや差別的な扱いを受けている。

・フマーオス人特性:蒼い瞳、美形



○ローズマリー共和国

帝国の建国から500年後に建国した共和制の国家。

政治には戦を好む男性を排除し選挙によって選ばれた女性が主導する女系国家である。

また性行為を不純なものとして捉えられており試験管ベビーが一般的。その為、細胞の培養など遺伝子技術に特化している。一方で母体出産の人物は差別気味に扱われることもある。軍は女傑軍と呼ばれスパイ活動などを行うEEA(共和国諜報機関)が存在する。

◆パルテシャーナ星

首都ならぬ首星。

パルテシャーナ人(ローズマリー人)特性:翠の瞳、細身


◆トソヤマ星

無人惑星。女性の割合が多いローズマリー共和国において、出生率向上を目指す為医療研究に焦点が置かれた惑星であり、共和国民の八割がこの星で生まれている。



〇神栄教

海陽系に伝わる神話を基にした宗教。唯一神メーアと三大守護聖人が世界を構築したという神話に基づく。

〈神話〉

女神メーアは海陽からチャンモイに降り立ちジュラヴァナで育った。

その後海陽の爆発が予見されるが、メーアが三大守護聖人であるシエル、ザイアン、パネロを引き連れ、海陽の光を取り戻したとされている。その後、メーアの弟子の1人オドレー=マルティナ・ガウネリンは彼女の平和の意思を継ぎ星間連合帝国を築き上げたとされている。



〇神痛力・異端者

一種の特殊能力。かつて女神メーアを亡ぼした力の一つと考えられており、利用できるものは異端者として迫害される。外見上は異端者か分からないが、B.I.Sでその力の有無は確認でき、帝国内では異端者には異端手帳を配布され管理されている。異端者はその身を隠し、日々を一般人と共に暮らしている。その発生率はごく稀であり使用できる力も占い程度のもので大したものではない。



〇ヤシマタイト

アイゴティヤ星で採掘される無色透明の希少な鉱石。特定の周波を当てると物質の粒子結合を解除するヤシマ線を発する。ヤシマ線の中には膨大なエネルギーもある為、軍事利用や資源エネルギーとして活用されている。



〇CS(Combat Suit)

陸海空宇宙での戦闘用スーツ。両脚部と背部にスラスターがあり、家柄によっては家紋をあしらうなどしている。



○BE(Body Extension)

特定の脳波を持つ人物が装着することで組み込んだヤシマタイトが粒子分解性能を発動し、そのエネルギーから起動する全高3m程の人型起動兵器。装着者は背部から四肢を入れるとボイス機能で起動し動きをフィードバックできる。装着者の身体能力を3倍近く上昇させる。


〇帝国法第982条 軌跡先導法

 第一項 帝国民は生後二日以内にB.S.I検査を義務付け、その数値を基に職業、居住惑星、婚姻が全て割り振られるものとする。

 第二項 帝国民は第一号で振り分けられた職業、居住惑星、婚姻を順守する。

     第一号 但し、帝国軍への入隊を希望する場合のみこれを免除するものとする。

 第三項 帝国内保安の為、第一項の検査の際に著しい欠陥が見られた者、重犯罪歴の持つ者、惑星間の混血人(混血人は神通力持ちに生まれることが多いため)、神通力を持つ者は、先導逸脱者として惑星に降りる際に許可証を必要とする。

     第一号 但し、振り分け職業、帝国軍人はこれに当てはまらないものとする。


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≪時系列年表≫

※☆はこの物語の年代


帝国暦元年:星間連合帝国建国


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帝国暦3340年:政務冷戦


帝国暦3356年:皇帝崩御


帝国暦3357年:復古宣言


帝国暦3358年:皇宰戦争


帝国暦3359年:ナスカブディア協定締結


帝国暦3360年:皇宰戦争終戦


帝国暦3361年:神栄教民主共和国建国


帝国暦3362年:簒奪禅譲論


帝国暦3363年:天二日


帝国暦3364年:バルトルク研究所爆発事故


帝国暦3365年:帝公分離


帝国暦3368年:ナスカブディア協定終結


帝国暦3372年:帝教分離


帝国暦3376年:羊海炎上戦


帝国暦3377年:煉獄隊壊滅事件


帝国暦3379年:教公同盟


☆帝国暦3380年:デセンブル研究所反人道実験事件


帝国暦3384年:閏年の悲劇


帝国暦3385年:第一次帝教公戦争


帝国暦3386年:皇女騒乱


帝国暦3387年:第二次帝教公戦争


帝国暦3388年:変革反乱運動


帝国暦3389年:アルカイド監獄襲撃事件


帝国暦3389年:皐会談

         連邦協定締結


帝国暦3390年:ラヴァナロス最終戦争

海陽連邦暦元年(帝国暦:3390年):海陽連邦設立


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