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鷹と一緒に異世界転生!〜相棒任せの異世界大冒険〜  作者: 貝人
第四章 獣王の統べる国
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第60話 愛の力


 蘭の魔法陣を使い、天界から離れ下界に戻る。俺達の家は何も変わらずそこにあった、よかった━━。


『あれ? もう帰って来たの? ダメだったの?』‬


 リュイが不思議そうな顔で、俺と蘭を見ている。‬


「ん? ちゃんと加護も貰ったし、紗香さんにも会えたぞ? 紗香さんと光一は、天界で修行だってさ」‬


『えっ出た瞬間に戻って来たけど……ねえねえ、その、ヨーイチの服を掴んで、涙でぐしゃぐしゃな女の子はアナスタシア様?』‬


 天界とじゃ時間差があるのかな?‬


「えっああ。アナスタシアが、天界には行く場所も帰る場所も無いからって言うから連れて来た」‬


 アナスタシアは、まだ泣いている。アフロディテ様に、頼まれたから仕方なく連れて来たが、旅には連れてけないよな? ステータスだけで見たら、俺以下だし。‬


『あれー帰って来たんだ。うわっ魔王の加護が付いてるよ、うわーきったねー』


 バーニアが俺を見て、まるでゴキブリを見たような反応をする。この野朗、堺さん呼ぶぞ。‬


『ヨーイチ強くなったの? 久々にステータス見せてよ』‬


「そう言えば、しばらく見てないな。蘭ステータス見せてー」‬


「はいはい。今出すね」‬



柊洋一‬

13歳‬

職業 遊び人 ‬

種族 人間? ケダモノ‬

称号 権力者にだけ強い (神威無効、精霊王覇気無効) ‬


レベル10‬

体力200‬

魔力 0‬

攻撃力100‬

防御60‬

素早さ40‬

運520‬


スキル‬

雷耐性小‬

炎耐性小‬


精霊視(※精霊に加護を貰えた時のみ、精霊と会話をしたり精霊の姿が見える)


精霊魔術(精霊の力を借りて、魔術を放つ。※ただし精霊との信頼関係が無ければ発動しない)‬

テイマーLv1 (Lvに応じてテイムできるモンスターが変わる)‬


加護‬


雷精霊の加護‬

炎精霊の加護‬


女神アナスタシアの加護‬


女神アマルナの加護(加護を発動すると、攻撃と防御が100上がる。※ただし30分に金貨一枚無くなる)‬

堺さん(魔王)の加護(効果不明、封印中 ※堺さんの許可無しには発動しない)‬


エロスの愛(エロスの愛が詰まっている)‬


 久々にステータス見たら、かなり上がってるじゃないか! 堺さん達から貰ったスキルもあるし!‬


「ウヒョヒョヒョ!!! 最高だぜえ!」‬


『ねえ、蘭この堺さんって誰?』‬


「魔王。私や洋一の恩人です」‬


『げえっ! 本当に魔王の加護なんだ……』‬


『なんか、加護の後ろに変なのがついてる。僕、初めて見た』


『ほんとだ! アマルナ様の加護は30分に金貨一枚かかるし、魔王の加護は封印中だし……下の方にあるこれなに? エロスの愛? エロスの愛ってなに?』‬


「あっほんとだ、加護の項目から外れた場所にエロスの愛って出てるわね」‬


「なんだよこれ! エロスの愛が詰まってるしか出てないし、最悪だよ! くそお!!」‬


 やられたよ! ちくしょうめ! 加護の項目までしか、見てなかったよ。あいつ、芸が細か過ぎるだろ! 愛が詰まってるってなんだよ!‬


「流石はエロス様。鋼のストーカー精神だね」‬


 蘭! 感心してる場合じゃない!‬


「そうだ! リュイ、バーニア、精霊魔術を使いたいんだけど、協力してくれないか?」‬


『僕はパース』‬


『アタチは良いよ! そのつもりだったし』‬


 リュイは、相変わらず優しいが、なに利用してるみたいで申し訳なくなるな。‬バーニアはダメか。まあ元々俺を警戒してるし、魔王の加護に対して、嫌そうにしてたしな。‬


「リュイ、良いのか?」‬


『ヨーイチが、倒れた時何も出来なかったし……。神界にも一緒に行けなかったから……今度は、力になりたいの!』‬


「ヨーイチ帰って来たか、とりあえず工房に来い! お前の装備ができたぞ。お前が、寝とる間に完成したんじゃ。全く、装備も持たんでいなくなってからに」‬


「うっしゃあー! 新装備!」‬


♢ エレン工房‬


「これじゃ、先ずは刀じゃ。レッドドラゴンの爪と牙とミスリルを使って、精錬した豪華な刀だ!」‬


 エレン爺いに手渡されたのは刃渡り50cm、一般的には脇差と呼ばれる長さの刀。今の俺の身長だと、それでも少し長い位だ。パーフェクトボディの地球の俺なら普通の刀でも取り回しがきくのに……!‬


 刃の部分は紅く輝いていて、鍔の部分は卍字の形にして貰った。なんとなく卍字の形にしたが、紅い刃に映える!‬柄はシンプルに黒にして貰った。柄頭には鳥を彫ってもらっている特注品。‬


「すげえ……上手いこと言えないけどやべえ! 手になじむ、じつに、じつになじむぞおお!!」‬


「よしよし。後は鎧だな」‬


 赤と黒色で纏められた鎧、肩は蘭が乗れる用に革になっている‬。


「うおー!! かっけえ! ヘルムは!? ヘルムは!?」‬


「あるぞ、ほれ。だがこれ全部装備するのか? 重さ的には大丈夫だが……」‬


 2本の黒い角の装飾を施した、ヘルムが渡された。‬


「ひゃっはー!! これだ! これだよ! 某ハンターみたいだ!」‬


『ヨーイチ、角が生えてオーガみたい!』‬


 ふっ! まあ女子供には分かるまい。この装備の素晴らしさがな……!!‬


「ヨーイチ戻ってるの!? 師匠、ヨーイチに悪趣味なヘルムを被せないでください。もう直ぐ晩ご飯だから片付けしてくださいねー」‬


 そう言うと、レイ先生は、ヘルムを俺から没収し台所に行ってしまった。‬


「あっああああ!! 俺のヘルムがあああ!」‬


『無い方がかっこいいよ! ね蘭?』‬


「あのヘルムを被った洋一には、近づきたくないしね」‬


 あんまりだああああああああああ!‬

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