第202話 霊石? いいえ鼻糞です
悪魔の手術が始まろうとしている、ショッカ○の改造ならまだ良い。ヒーローになれるし、なによりライダーはカッコいいからな。だが精霊爺い、てめえはだめだ! ヤブ医者ってレベルじゃないぞ! 入れたら生き返るじゃろって適当すぎるだろ!
『本来勇者にしか使えんし、与えないんじゃが、光の精霊の加護以外は、集めてるしなんとかなるじゃろ』
光の精霊以外って明らかに足りてないフラグだぞ! ドラゴンボー○だって、7つ揃えなきゃだめなんだぞ! 願いを叶え過ぎると、ごめんなさい鳥○先生編が始まるんだぞ!
「あっあの足りてなくても大丈夫なんですか? それにアクア様の攻撃って事は加護が」
『アクアは、加護はちゃんとあげているぞ? 心配なら鑑定してみると良い』
蘭ナイス! 俺もレベルとか、色々気になるんだよ!
「蘭ちゃん、洋一君も見たそうだから天井に投映してみてよ」
「うっうん」
柊洋一
13歳
職業 瀕死のセクハラ小僧(草)
種族 人間? (女の敵)
称号 権力者にだけ強い (神威無効、精霊王覇気無効)
レベル99
体力0/999
魔力 0
攻撃力50
防御250
素早さ100
運???
スキル
雷耐性中
炎耐性小
風耐性小
土耐性小
水耐性小
闇耐性小
精霊視 精霊が見え、声が聞こえる(※精霊に加護を貰えた時のみ、精霊と会話をしたり精霊の姿が見える)
精霊魔術 精霊の力を借りて、魔術を放つ(※ただし精霊との信頼関係が無ければ発動しない)
テイマーLv2 Lvに応じてテイムできるモンスターが変わる。(双方合意の意思がないとテイムできない。現在は虎次郎をテイムしている)
天眼 どんなスピードでも見切れる。(身体能力が高くなければ身体はついていかない)
紅眼 あらゆる魔力の流れが見える。(オーバーヒートすると血が出る) **の力
神殿レーダー 創造神の神殿の場所がわかり、近づくと赤い矢印で教えてくれる。ピコーンピコーンと洋一の頭の中で、センサー音を鳴らす。行った事がある国なら、リアルな地図も浮かぶ。
邪神センサー 邪神の因子が埋め込まれた人族に反応する。直接素肌に触り因子を消せる。(光が弱いと消せない)
聖痕 力むとお尻がピンク色に光り、ハートマークの模様が浮かび上がり洋一ラブと言う文字が浮かび上がる。特に意味はない。
加護
雷精霊の加護
炎精霊の加護
風精霊の加護
土精霊の加護
水精霊の加護
闇精霊の加護
女神アナスタシアの加護
女神アマルナの加護(加護を発動すると、攻撃と防御が100上がる。※ただし30分に金貨一枚無くなる)
堺さんの加護 魔力やスキルの効果が上昇。(堺さんの許可無しには発動しない)
エロスの愛 エロスの愛が詰まっている。エロスの愛は世界一イイと叫ぶと素敵な姿に変身できる(尚変身姿は募集中、宛先は、神界3丁目51番25号エロス宅まで)
♢
999もHPあったのか、だから気絶できなかったのか! って言うかHP0!? それってゲームなら死んでるじゃん! なんで生きてんの俺……。しかも女の敵って俺は触手のモンスターかよ……
って言うかエロスううう! なに人のステータスの中に自分の住所を盛り込んでんだよ!
「洋一、レベルが99に! しかも強くなってるし!」
蘭が喜んでるけど、今は俺のHPに注目してくれえええええ
「いや蘭ちゃん、はしゃぐのは良いんだけど、割とひどいステータスだよ? よくゴブリンとかに勝てたね……悪い事したなあ」
悪い事したなあじゃないよ師匠。でも大量のゴブリンやコボルト、触手モンスター、良く生きてたな俺。
『私の加護あげてんのに、そこらの探索者以下じゃないのよ、今まで良く戦ってこれたはね……死ななかったのが奇跡よ』
アナスタシア同感だ! レベル99って言うとポケットの中のモンスターなら最大値に近いぞ? それなのにステータス低過ぎない? 確かマイナス効果なくなったんだよな?
みんなして俺を可哀想な者を見る目で見てくるし、殺しに来たアクアですら、哀れみを込めた視線を向けてきてる……悲し過ぎる
「洋一君、未だに魔力0かあ。HPも0で00だね!」
師匠、笑ってないで助けてえ!
「あっああ! 精霊王様なんとかしてください!」
精霊爺い、なんで鼻に指突っ込んでだ?
『今結晶を作っとるから……待っとれ』
まっまさかその鼻で作ってるのか? それは鼻糞なんじゃないのか?
って言うか堺さん! 応答してください! 貴方の可愛い柊洋一君がピンチですよ、HP 0ですよ! 改造人間にされちゃいますよ!
『仮面ライダーのクウ○みたいに慣れるよきっと。無問題、無問題。精霊王がいるなら、僕の出番はないよ。水の精霊は、僕達魔族が嫌いだから、攻撃しちゃったんだよ。昔水の加護を持った勇者を救えなかったからね。巻き込んでごめんね?』
いやいやいやいや、霊石アマダムなら良いよ? だけどアレどう見ても鼻糞だよ? それにアクアはムカつくけど、事情があっての行動なら、怒る気はないですよ。
『サンキュー!! 僕、手が離せない用事があるからまたねー』
サンキューの声量がデカイよ!
『よっし出来たぞ。コレを傷口に入れるんじゃ』
指に付いた黒光りしたアレを皆に見せつけて、ドヤ顔する精霊爺い
「「『『『えっ!?』』』」」
おいいい! 漏れなく全員がえってなってるぞ! それ鼻糞だろおおお!
『そりゃ!』




