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鷹と一緒に異世界転生!〜相棒任せの異世界大冒険〜  作者: 貝人
第九章 神獣か聖獣か
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第167話 子供のチン○ってモス○みたい


 ソキンさんとアユウさんが話をしている。次の試練を用意してないとか、用意したくないとか、帰りたいとか……後半帰りたいしか言ってないけど。


━━モゾモゾ


「あひっ!」


 股間が急にムズムズするぞ!


『あひっ? どうしたの?』


『大事なとこを押さえて、しょんべん? トイレなら案内するけど』


「いっいや違くて! あひん!」


 なっなんだ!? 下半身でなにかが動き回ってる! やめて! 私の下半身を弄ばないで!


『んー? アユウあれ精霊じゃない?』


『どれどれ? おお、こりゃ珍しい土の精霊じゃん』


 二人は俺の股間を指差し土の精霊がいるって言っているが、正直股間をイケメン二人に見つめられるってBL的な感じがしていやなんだが……。


『ぷっは! やっとでれたああ。ズボンのポケットに入ったのはいいんだけど……ってあれれ?』


 アースいつの間に俺のポケットに……。


「ポケットの中に潜り込むって……お前なにしてんだ?」


『あれれー? ここは流国じゃない?』


「ここは試練の塔、それにリュイが精霊はいないって言ってたのになんで俺のズボンの中にいるんだ?」


『さっきの小さい幼虫って、君のアレだったのかあ。幼虫だと思って、話しかけたけど、全然反応しないからおかしいと思ったんだよ』


 俺の話をガン無視しやがった……って言うか股間に話しかけた? そっそれにちっ小さい幼虫だと!?


『ぶはっ! ソキン聞いたか!?』


 アユウさんが俺の股間を見ながら爆笑している。


『アユウ、包茎な部分を笑うのはやめてやれよ。包茎だってドリチンだって生きているんだから』


 ソキンさんが、何故か優しい目で慰めてくる。やめろ! 子供にされただけ、大人ボディは包茎じゃない! それに笑いを隠せてねーぞ!


『あららら試練の塔って事は、僕いたらまずい系?』


『別にいいぞ? 次の試練の案を出してくれるならな』


 アユウさんは精霊の頭を撫で爽やかな笑顔を見せている、さっきまでの爆笑してた姿とは大違いだ!


「えっ!? じゃあ外の仲間達も一緒に入っても良かったのでは?」


『それはダメだよ。君の試練なんだから』


 やれやれだぜって感じで肩を竦めて笑うソキンさん。この人達の線引きがまじでわからない。ルールブックとかないのかな


『試練ねーじゃあさこういうのは?』


 アユウさんに耳打ちするアース。彼奴はろくな事を言わない気がする。


『よし! 第二の試練を開始するから外に行くぞ!』


 アユウさんとアースは笑いながら奥に行ってしまう。


『あーあれは多分ロクな試練じゃないから頑張りなよ? 靴持って着いてきな』


 頬をポリポリと掻きながら苦笑するソキンさん、正直同感します。


 ソキンさんの後を着いていくと、外に出た。


「これって……」


 目の前に広がる光景に唖然とする。


「学校のグラウンドやないかーい!」


『でも学校じゃないよ?』


「ほなグラウンドと違うかあ……ってなにやらすんですか!」


 まさかの某漫才師のネタをやらされたぞ。のった俺も俺だが……。


『えー先ずは体操着に着替えなさい! これから体育の授業を始めます!』


 朝礼台みたいなところに登り拡声器で喋るアユウさん。俺は指示通りに体操着を着る、めちゃくちゃズボンの丈が短いのと、名前に3ーB柊洋一って書いてあるのが気になるけど……。


『えー私は体育教師のアユウです!』


 いつのまにか青ジャージに着替え竹刀を持ったアユウさんと青ジャージにホイッスルを下げたソキンさんが朝礼台の上に立ち


『今から体力テストを始めます! モニターにメニューが表示されます! 全部クリアしないと試練が終わらないので要注意!』


 アユウさんが宙に浮かぶモニターを竹刀で指し示す。そこには42.195kmを全力疾走と書いてある。


「えっまじ?」


『スタート!』


『ピー!』


 アユウさんがスタートと言い、ソキンさんが笛を鳴らすと身体が勝手に動き出し、マラソンのスタートポーズを取る。


「えっ!?」


 俺が混乱していると


『その体操着は勝手に走り出す仕様だから、頑張れよー!休憩はないからなー!』


 アユウさんの回答を聞き終わる前に身体が強制的に走り出す


「ぎえええええ!!」



 強制的に全力でフルマラソンを走らされ、マラソンの途中何度も死ぬかと思った……体力上がってて良かった。足が痛い……下手したら歩けなくなるぞ


『すげー走りきったな!』


 アユウさんがタオルを渡してくれる、返事をする余裕がない。


『はい、ポカリだよ。レモン入りだから疲労が飛ぶよ!』


 ソキンさんからポカリを貰い飲む


「すっぺええええ!」


 レモン入れすぎだろおおお! めちゃくちゃ酸っぱいぞ! 普通砂糖もいれるもんだろおおお! なんなんだよお!


『あっ悪い。砂糖入れ忘れたな。でもこれで次の試練ができるな! 体力も回復しただろう?』


 ニヤリと笑うソキンさん。確かに体力も回復してる、地球のポカリってこんな効果あったのか? コーラ信者からポカリ信者に乗り換えようかな。


『ポカリに回復効果はないぞー。それスタミナポーション混ざってるからな』


 スタミナポーション入りって大丈夫なのかよ! お腹壊さないよな?

 

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