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鷹と一緒に異世界転生!〜相棒任せの異世界大冒険〜  作者: 貝人
第七章 闇に堕ちた国
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ひな祭りスペシャル


「ひな祭り! ひな祭り! ひゃふー! 金平糖をよこせー! おだいりさまは俺じゃー! どんなもんじゃーい!」


「洋一、ひな祭りは女の子の祭りよ?」


『ヨーイチのお祭りじゃないって事ね。 ヨーイチはいつも煩いのよ!』


「やっやめろ……煩いとか色々、今ナイーブなんだから……まじで……」


「ヒナマツリって?」


 レイ先生やリュイは知らないもんな。でもどうやって説明したらいいんだ? 爆弾に火をつけるお祭りだったかな?


 ひな祭りが3月3日になり、女の子の健やかな成長と幸せを願う日として定着したのは、江戸時代だといわれている。

 邪気や厄を払うための行事で、自分の中の邪気を人形に入れ、川に流すという『流し雛』が行われていたらしい。

 時代の変化とともに流し雛に使用する人形が立派になり、家に飾る物へと変化していったらしい。

 貴族の中で流行っていたおままごと遊びのような「ひひな遊び」と合わさり、ひな祭りに変化したのではないか? といわれている。


「おお、解説が入った。って訳らしいよ、ひな祭りにら色々な説があるらしいけどな」


「じゃあヨーイチの祭りじゃないわね。女の子の祭りなんだし」


 むむ、レイ先生の言う様に、男の祭りじゃない……いやある漫画の主人公は誕生日が男だった! 裸で神輿を担いで大暴れしていたはず! 俺もそれをやるしかない!


「エロース! 精霊爺い! エルフの漢達カモーン!」


『ブシャシャシャ! 儂を呼ぶなんて珍しいな』


『呼ばれて飛び出てきたよー!』


「褌と神輿を用意しろ!」


『オッケー』


 簡単に用意するエロス。頼んどいてなんなんだが、こいつ何でもありだな。流石神。

 エルフ達もいつの間にかに、褌一丁になってるし。


「よーし! これでひな祭りを男の為の祭りに変えるぞ!」


「「「「「『『ぎゃあああああ!』』」」」」」


 俺達の祭りは、地獄の炎に焼かれて終焉を迎えた。


「洋一、ひな祭りってね。部落に住む男の人達が女の子を辱めして、ピ━━━━━━━━━━━━って話があるのよ? そんな話が残る、ひな祭りに対してこんな事をしたら……」


「ぴゃああああああ!!!」


 蘭の奴、めちゃくちゃ怖い事言いやがって! おしっこに一人でいけなくなるだろ! もう漏れてるけど!


『まあ人形に魂が宿るって言うのは、こっちでも割とあるわよ』


「えっ?」


『レイスやらが良く鎧を操ったりするのよ。後は悪量が「ひいやあああああ!! 聞きたくない!」ヨーイチは、弱いわねえ』


 なんでひな祭りで、怖い話をされなきゃならないんだよ!


「ねえ、ヨーイチ。ヨーイチの暮らしていた世界では、女の子って何歳までしから?」


 レイ先生の目が怖い。


「えっ? えーと、確か30代までだったような……」


「そう! じゃあ良かったわ。私もまだ女の子なのね」


 ニコニコしたレイ先生、これでよかったんや……よかったんやで……


「はあ。最終的にひな祭りは、関係なくなったわね。私が話した怖い話をしたりたい人は、ネットでひな祭り怖い話で検索してみてね。探せる人はいるかな?」


「見ない方が絶対にいい! めちゃくちゃ怖かったから! ひな祭りは楽しいお祭りで、女の子の為の祭りです!」


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― 新着の感想 ―
[良い点] 爆弾に火をつけるというのが懐かしすぎて、思わずコメントしてしまいました。 小さい頃に、なぜか替え歌が流行りましたよね。 [一言] いつも更新、お疲れさまです。 応援しております(*´-`)…
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