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同棲スタート(美香視点)


 2月に行った優菜と真紀ちゃんと晶子ちゃんとの卒業旅行はすごく楽しかった。就職する優菜と晶子ちゃんとも結婚する真紀ちゃんとも卒業したらなかなか会えなくなっちゃうからたくさんお喋りしてたくさん遊んだ。

 それからバレンタインに関さんのおうちで翠さんと加代子さんと佳代子さんと遊んだ。匂袋とチョコレートを渡して美味しいチョコのお菓子を食べさせてもらったりして美味しかった。平日だったけど琉依さんが仕事を早く終わらせて来てくれて嬉しかった。

 琉依さんのおうちには2回行ってテレビを買ったりハンバーグを作ったりお母さんに教わったように一緒にアイロンかけをしてみたりゲームをして遊んだりした。琉依さんが宝物を見せてあげるって言ってくれて私が渡したラブレターをしまっててくれたのを見せてくれて嬉しかった。琉依さんがこの時はありがとうとか私が書いたことにお返事したいって言ってくれて嬉しかった。でも途中でなにか思い付いたみたいだけど教えてくれなかった。なんだったんだろう。

 そして3月、高校の卒業式が終わったあと教室でみんながまた会おうね、元気でねって言い合ってる。


「美香ちゃん、琉依さんと幸せにね」

「真紀ちゃんもねー!!」

「変態彼氏と仲良くね」

「晶子ちゃん琉依さん変態じゃないわよー?」

「頑張れ」

「ほえー?」

「とにかく美香ちゃんと優菜さまが一緒に住むことになったら遊びにいかせてね」

「うん!!遊びにおいでねー」


 琉依さんには秘密で優菜と約束した。私が琉依さんと結婚して優菜も運命の人を見つけてその人と結婚したら一緒に住むんだって。絶対楽しいねって琉依さんに話そうと思ったんだけど優菜がまだ秘密だって。どうしてって聞いたらいつ優菜が結婚できるかわからないからまだ私と優菜親友同士の秘密にするんだって。優菜と毎日一緒に暮らせたら楽しいだろうなって思ったら優菜の子供と私と琉依さんの子供も仲良しになって楽しいだろうねとかいろいろ話が膨らんだ。


「お、いたいた美香ー」

「あー優菜ー」


 人気者でお友達や後輩の子たちに囲まれてた優菜が教室に戻ってきた。


「外でママたち待ってるよ。行こう」

「うん!!」


 真紀ちゃんと晶子ちゃん、それからクラスのみんなにバイバイ、連絡するねって言って優菜と校舎を出て正門に行く。


「げ、なんで琉依兄いるの」

「わー琉依さーん!!」


 お仕事のはずの琉依さんがお母さんとお義母さんと一緒にいた。


「琉依さん、お仕事はどうしちゃったんですか?」

「サボりだサボり。いけないんだ琉依兄」

「違うよ、これはれっきとした中抜けだよ。申請して途中で抜けてきてるんだよ」

「そうなんですかー」

「うん、美香ちゃん、卒業おめでとう」

「わー!!スイートピー!!」


 琉依さんはスイートピーの花束を差し出してくれて両手で受けとる。


「ありがとうございます!!」

「明日会うのに。明日からどうせ一緒に暮らすのに」

「卒業式は今日なんだから今日渡したいんだよ」


 嬉しいなー。琉依さんは何もない日にもお花をくれるから嬉しいけど卒業をお祝いしてもらえて嬉しい。


「もう行かなきゃ」

「えーもう行っちゃうんですか?」

「うん。昇に承認するけどすぐに戻ってこいって言われてるんだ」

「残念ですけどお仕事頑張ってください」

「ありがとう。じゃあね。あ、優菜も卒業おめでとう」


 そう言って走っていっちゃった琉依さん。あいかわらず忙しそうだな。前よりは落ち着いてるそうだけど。


「琉依兄のばーか」

「優菜、琉依さん優しいね。優菜よしよししてもらえて良いなー」


 優菜に卒業おめでとうって言った時琉依さんは優菜の頭をポンポンってした。


「押されたのよ。琉依兄めー!!縮んだらどうすんのよー!!」

「優菜、押さえられてもちっちゃくならないから大丈夫よー」

「わかってるわよ!!琉依兄ムカつくー」


 優菜琉依さん大好きだからすぐ行っちゃって私と同じように寂しくなっちゃったのかな。


「優菜!!大丈夫よ元気出して!!」

「はあ?意味わかんないんですけどー」

「えーどうしてー見て見てー私見て元気出してー!!」

「だから意味不明だってばー!!」


 ひゃー!!優菜に元気を出してもらおうと思ったのに顔を引っ張られたり両手で頬をぺしゃんってされたりして変な顔になっちゃう。


「あらあら、可愛いわねー」

「美香は一生馬鹿なのよね……本当にやっていけるかしら」

「おはーさんたすけてーうーながいじあるするー」


 お母さん助けて優菜が意地悪するって言ったのにお義母さんは可愛いわねって言うだけでお母さんは頭を手で押さえてため息をついてるだけ。


「あーお腹すいたーママお祝いしてー!!」

「はいはい。何が食べたい?」

「ステーキ!!美香良いよね!!」

「うん、良いわよー!!」


 4人でランチにステーキを食べてお祝いしてもらって、おうちに帰ったら真奈美さんも一緒にケーキでお祝いしてもらった。






 次の日はお父さんとお兄ちゃんが私の部屋の荷物を車に積んでくれてお昼ご飯を早めに食べてからお父さんが運転してくれて琉依さんのおうちに向かう。昨日琉依さんがくれたスイートピーのお花を抱えた私の隣でお父さんに、琉依さんに迷惑かけないでとか学校では先生の言うことをよく聞いてとかわかってるわよーって言っても結局琉依さんのおうちにつくまでずっと言われ続けた。

 そしておうちで待っていてくれた琉依さんが荷物を運ぶのを手伝ってくれた。入ってすぐに私のポスターがなくなっててびっくりしちゃったけど琉依さんにしーって言われて何も言わなかった。荷物を運び終えたお父さんが琉依さんに私をよろしくって言って帰っていった。


「琉依さん、私のポスターは?クッションは?どうしちゃったんですか?」


 もう聞いて良いのかなって思って聞いてみる。


「ここにあるよ」


 そう言ってこの前買ったテーブルやテレビが入っていた段ボールを開けるとクッションと何枚かのポスターが入ってた。


「あとはこことここ」


 琉依さんがラックを開けるとそこに丸まったポスターが入っていた。


「わー琉依さん隠し上手ですねーでもなんで隠してるんですかー?」

「えっと、お義父さんが見たら驚いちゃうでしょ」

「そうですか?」

「うん。僕はポスターを貼り直すから美香ちゃんは持ってきたものを出しちゃいな」

「貼り直すんですかー?」

「え、駄目?」


 深い意味もなくただまた貼り直すんだなって思って聞いたのに琉依さんはなんだか慌てていつもの駄目攻撃をしてきて私は良いですよって答える。


「じゃあキリが良いところまでやったら買い物に行こう」

「はーい」


 スイートピーはテーブルの上に置いてから段ボールを開けて鉢植えを取り出す。琉依さんがここが私のお花たちの場所だよって言ってくれたところに置いていってから別の段ボールからお洋服を取り出す。


「琉依さん、お洋服はどこにしまったら良いですかー?」

「この上2つ使って良いよ」


 そう言ってタンスをポンポンってする琉依さん。わかりましたーって言ってしまっていく。


「あ、琉依さん琉依さん見てくださいー。これ新しく買ったパジャマなんです。可愛いですかー?」


 せっかくだから新しいお洋服も買って持っていこうと思って買ったオレンジと白のチェックのパジャマを広げて琉依さんに見てもらう。


「うん、可愛いね」

「これ青と白のパジャマもあったんですよー。買おうか迷ったんですけどやっぱり買えば良かったかもー。お揃いにしたいです」

「うん、じゃあ今度そのお店に買いにいこう」

「わーい!!行きましょー。あ、琉依さん琉依さん見てください」

「んー?」

「新しい下着も買ったんです」

「痛っ」

「わー!!琉依さん大丈夫ですかー!?」


 急いで琉依さんに駆け寄ると指を押さえる琉依さんの指から血が出ていた。


「琉依さん!!大変!!琉依さんどうしよー!!」

「平気だよほんの少しだから」

「でも痛いって……」

「大丈夫大丈夫。絆創膏がここに……ってあれ?ここじゃなかったか」


 どこに置いたかなって言う琉依さんに急いで鞄のポーチから絆創膏を取り出して渡す。


「ありがとう」

「やっぱり私がやります」

「え、良いよ」

「やりますー!!」


 琉依さんの右手の人差し指に絆創膏を貼る。


「はい、できました。痛くないですか?」

「うん、美香ちゃんのおかげで全然痛くないよ」

「良かったですー」


 ほっとした私は放り投げた下着を拾う。


「見てください。下着も新しいのを買ったんです。可愛いですか?」

「う、うん、可愛いよ」

「えへへー」


 可愛い下着を見つけたって思って買ったから琉依さんに可愛いって言ってもらえて嬉しいな。下着もタンスの中にしまおう。


「あ!!」

「ほひゃー!!」


 下着をしまってると琉依さんが大きな声を出すからびっくりしちゃった。


「琉依さんどうしたんですかー?」

「美香ちゃんお腹空いてる?」

「んーまだあんまり空いてないですよ?」

「じゃあ買いたいものがあるから今から出かけてそのあとご飯を買っても良い?」

「はい、良いですよー」


 なにを買うんだろうって思って聞いてみたらカーテンと突っ張り棒って言われた。カーテンは窓にかかってるしなんで突っ張り棒なんだろうって思いながら琉依さんと一緒に商店街に行く。


「祥子さーん!!」

「美香ちゃん、今日からだったね」

「そうなんですよ!!」


 八百屋さんのおばさんは祥子さんってお名前。初めて会ってから琉依さんのおうちに遊びに来た時にお買い物に来てお喋りして仲良くなった。あ、今日から琉依さんのおうちは私のおうちでもあるんだった。えへへ、嬉しいな。


「祥子さん、突っ張り棒とカーテン売ってる場所ないですか?」

「こっち側のずっと奥にあるよ」

「あとでまた寄りますね」

「祥子さんまたあとでー!!」

「はいよー」


 そのあとおじいちゃんのお店で駄菓子を買って食べながら日用品があるお店に行った。


「そうだ、琉依さんこれも買いませんか?」

「救急箱?」

「はい!!この中に絆創膏とかお薬を入れておけばすぐ見つけられますよ」

「すごい。美香ちゃん頭良いね」

「わーい!!頭良いですかー?」

「うん!!すごいすごい!!」


 頭を優しく撫でてくれる琉依さん。褒めてもらえて嬉しい。これでいざという時すぐ使えるねって、常備薬も買っておこうって言って突っ張り棒とカーテンと救急箱を買ったあと薬局に行って常備薬を買って、そのあと食材を買っておうちに帰った。

 琉依さんがまたポスターを貼るのを再開して私は救急箱に買ったものを入れていったあと、なぜかわからないけどお風呂場やキッチンがある場所とリビングの間にカーテンをつけた突っ張り棒をつける琉依さんのお手伝いをした。

 それから夜ご飯のムニエルを食べる。


「魚料理っていえば和食が多いと思ってたけどそんなことないんだね。そういえば美香ちゃんって和食は作らないよね?」

「ほえー?だって琉依さん和食食べないですよね?」

「え?食べるけど?」

「え?」


 フォークを手に持ちながらじっと琉依さんを見ていること数十秒。


「え!?琉依さん和食食べるんですかー!?」

「え、うん、そうだけど?」

「なんでですか!?」

「なんで?んー……母さんが作るから?」

「そんな!!お義母さんはアメリカ人だから和食は作らないんじゃなかったんですか!?」

「母さん日本に染まってるからね。むしろ和食の方が多いんだけど」

「えー!?和食……食べないと思って……」


 どうしよう、せっかく料理上手になれたのにお母さんが普通に作る肉じゃがを手伝っていたら全然上手くいかなかった。今からお母さんに教えてもらう?でも中々帰ってこれないだろうしそもそも煩いから帰って来ないでって言われてて今までのようにお母さんに毎食張り付いて教えてもらうってできない。


「そ、そうなの?ごめんね。和食って他の料理より難しいらしいし、無理に作ろうとしなくて良いよ。僕美香ちゃんの料理が好きだから和食じゃなくても全然良いよ」

「うう……けどおうちではお母さんが作ってたんですよね」

「美香ちゃんが食べたい時に食べに行くとかそこの商店街にお惣菜があるんだから買って食べよう、ね?」

「ごめんなさい……」


 琉依さんに和食作ってあげたかった。煮物とか絶対作れそうにない。琉依さんがお仕事に行く時に作ってみたりしようかな。


「えっと、美香ちゃん本当に大丈夫だから。僕がいない時に慣れてないお料理して火事になったりしたら怖いから本当に無理して作らないで」

「それは……危ないですよね……止めておきます」

「美香ちゃん」

「……はい」


 ショックだなって落ち込んでたら琉依さんが手招きしてくれて正面にいる琉依さんの隣に行く。すると肩を抱いて目の横にキスしてくれた。


「美香ちゃんを悲しませてごめんね。僕のせいだから美香ちゃんは気にしないで」


 琉依さんが泣きそうな顔をするから泣きそうになってた私は琉依さんを元気にさせないとって笑う。


「はい!!私和食以外は上手に作れますから!!」

「うん。美香ちゃんは料理の天才だよ。これもすごく美味しい」


 そう言ってムニエルを私の口に入れてくれる琉依さん。


「美香ちゃんの料理も美香ちゃんの笑顔も僕の元気の源だよ。僕が情けないことばかりだから美香ちゃんを悲しませてるのはわかってるけど美香ちゃんには笑顔でいてほしい。でも無理しては笑わないで?」

「私琉依さんの元気の源ですか!!わーい!!」


 嬉しい!!私いつも琉依さんに元気になってもらいたいって思ってたけどちゃんと琉依さんを元気にさせられてたんだ。嬉しくて琉依さんの胸に頬を寄せて腕を琉依さんの背中に持っていく。


「美香ちゃん、大好きだよ」

「私もです!!私も琉依さん大好きです!!」


 幸せだなって思いながら琉依さんと食べさせあいっこしながらご飯を食べたあと私はお風呂に入った。入る前に琉依さんにさっきつけたカーテンをしめて着替えはこの棚に置いてねって言われてその通りにした。遊びには来ていたけど初めて入るお風呂。洗面所と一緒になってるから洗面所としては使っているけど。身体を洗って湯船に浸かってからお風呂場の中にあるタオルで身体を拭きながらドアを開けて廊下で着替えてから髪の毛を拭くタオルを肩にかけてカーテンを開ける。


「琉依さーんパジャマどうですかー?似合いますかー?」


 私がそう言うと咳き込む琉依さん。大変だと思いながら駆け寄ろうとすると琉依さんが腕を伸ばしてストップって言った。

 どうしちゃったんだろうと思ってたら琉依さんはそのまま素早く着替えを準備してお風呂に入りにいっちゃった。怒っちゃったのかな、なんでかなって思ってドア越しに聞いてみるけど怒ってないよって言ってくれてそこのカーテン閉めてねって言われてドライヤーで髪の毛早く乾かしなって言われてカーテンを閉めてリビングにあるドライヤーで髪の毛を乾かした。

 お風呂から出てきた琉依さんが寝ようって言うけど眠くないと思いながらベッドのお布団をめくってくれる琉依さんを見る。


「美香ちゃん?」


 一緒に寝るのを楽しみにしてたからドキドキそわそわしながらベッドに入る。琉依さんも電気を消してあとから入ってきて身体が触れ合う。


「琉依さん琉依さん」

「ん?」

「楽しいですけど眠くないです」

「疲れたでしょ。目を閉じてたら眠たくなるよ」

「そうなんですか?」

「そうだよ」


 目を閉じてみるけど全然眠くならない。そうだ、ゲームとかお喋りとかしよう。修学旅行とか卒業旅行でも遅くまでみんなで遊んでるの楽しかったし今もそんな感じ。同棲1日目だからかもしれないけどそういうドキドキわくわく感みたいなものが今もある。だから目が覚めちゃうのかも。


「琉依さん琉依さん眠っちゃいましたか?」

「んーん」

「全然眠くならないんですけど楽しいことしませんか?」

「え!?」


 1人じゃ意味がないんだったって思って琉依さんに聞いてみたら琉依さんは声をあげてベッドから素早く出て電気をつけた。どうしちゃったんだろうと思いながら私も起き上がる。


「た、楽しいことって?」

「お喋りとかトランプとかのゲームしましょ」

「へ?あ、ああ、そう……そうだよね」

「嫌ならしませんけど……」

「ううん、やろう」


 やったー。琉依さんとトランプで1時間くらい遊んでからまたベッドに入る。でも電気を消した部屋で目を閉じるけどやっぱり眠くない。楽しくて寝れないみたい。


「美香ちゃん」


 琉依さんに今度はお喋りに付き合ってもらおうかなって思って呼びかけようとしたけど先に琉依さんに呼びかけられた。


「なんですかー?」

「眠い?」

「眠くないので琉依さんとお喋りしようと思ってたとこです」

「そっか、じゃあごめん」

「どうしてごめんー?」

「しても良い?キスの先」

「キスの……えー!?」


 キスの先ってそういうことだよね!!本物の彼女になれたけどまだしてなくて、でも琉依さんに好きでいてもらえてるんだから心配ないやって思ってた。手も繋いでくれるしキスもしてくれるし抱きしめてくれるしそれで十分満足もしてたし。だけどしてくれるんだ。ドキドキする。お布団の中で手を握られる。


「美香ちゃんが嫌ならしないよ」

「嫌……じゃないです。ドキドキしてます」

「僕もだよ」


 そう言って握られたまま手を琉依さんの胸に当てられると私と同じくらい心臓の鼓動が早い。


「琉依さんもドキドキしてますか?」

「してるよ」

「一緒ですねー」

「うん。美香ちゃんが大好きだから抱きたくてこうなってるんだよ」

「ほひゃー!!……そ、そうなんですか?」


 なんだかすごいことを言われた気がしてもっとドキドキしていると琉依さんが唇にそっとキスをしてくれた。


「美香ちゃんを抱きたい。駄目?」

「だ、駄目じゃないです。えっと、してほしいです」


 耳元で囁かれる琉依さんの声に余計緊張しながら答えるとさっきよりも深くキスをしてくれた。




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