6話 職場のアイドル西村さんの依頼
俺は会社から帰ろうとしていた、すると……
「ロンベルさん!」
受付の西村さんって子から呼び止められた。まぁ受付やってるくらいには美人だな、
普段あんま接点ないから舞い上がったね、俺は
「どうしたんですか?西村さん!」
「いきなり呼び止めてすいません、ちょっと相談したいことがあって……実は最近帰り道で誰かが後ろから付いて来ているような気配がするんです。私怖くて……」
「分かりました、しばらくは俺も一緒に付いて帰りますよ」
ということで俺は胸の高鳴りを抑えられないまま西村さんのストーカーを特定する為に一緒に同行したってわけだ。
で、特定までは上手いこと運んだんだがこいつ逃げ足早いのなんの、毎日追い回してんだがどうも追いつけねぇ・・・こいつは人間業じゃねぇな。
で、ある日ギルドから依頼が来たんだ。そしたら
「兄ちゃんこの依頼、兄ちゃんの言ってた…」
「若い女性の生気を好む悪魔?報酬は並みだが・・・場所がこの辺・・・
・・・・あれ、こいつはすっごくオイシイ話かつビンゴなんじゃねーか?」
さて、本腰入れて追いかけっこしようじゃないか。
「頼むぜヒースケ、切り札はお前さんの能力とこの辺の野良猫どもだぜ・・・!」