表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒鉄のマルコシアス  作者: 元重泰論
1/19

1話 お年寄り達の危機、介護施設の闇!

ヒースケが疲れた表情で言う。

「最近働いてる施設のじーちゃんばーちゃんたち、元気ないっすよ、俺まで元気なくなって来たッスよ…」

「介護の仕事も大変だな!」

「それが、お年寄りたちの弱り具合が尋常じゃないんすよ、一人だけピンピンしてるばーちゃんいらっしゃるんすけど、あのばーちゃんの元気をみんなにわけてあげたいっすねぇ…」

もしかしてそのばーさんに悪魔が憑りついてるんじゃないのか?という疑念が頭をよぎったが確信はないので胸に秘めておく。


次の日、介護施設の様子を見にヒースケに付いていくことにした。

「ここがお前の働いてる介護施設ね…」

確かにお年寄り全員生気を失ったような目をしている。

「なぁヒースケ、今までずっとこうだったのか?」

「いや…最近入所してきた金持ちのばーちゃんがいるんすけどその人が来るまではみんな元気でピンピンしてたっすよ…」

「そのばー様の所に案内してくれよ、なぁ頼むぜ…」

「本当はこういうのダメなんすけど…」と無理やり中に入っていった。

扉の外からでも分かるほど、邪悪な気が漂っていた。

「おい、ヒースケ。この部屋のばー様を施設の外に連れてきてくれ、俺は外で待ってる」

「えっ、わ、分かったッス!」

ひーすけはお婆ちゃんを呼び出すと「施設の外へ散歩に行きましょう」と嘘をつき、外へ呼び出した。


ロンベルが陰からこっそりと覗く。

「間違いない、悪魔が憑りついてるぜ…」

ロンベルはばー様の所に近づくと額に手を触れ呪文を唱える。

「ヒースケ、心配すんな。悪魔祓いの呪文さ!出てこい、罪のないお年寄り達の生体エネルギーを吸い取る悪魔さんよ!」

姿を現した悪魔。ヒースケは驚いている。

ロンベルが鎌で悪魔を切り裂いた。

「いっちょあがりっと!」

「これでじーちゃんばーちゃん達も元気になってくれるっすね!兄貴さすがっす!」

「なぁに、ヒースケの為だよ」

こうして事件は無事解決したのであった。

ただ働きだが弟分のためだしゃーねーさ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ