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ヒーローもの

作者: 天然水

 私は誘拐されたことがある。六歳のときで、もう二十年以上も前の話だ。

 犯人は、見たことのない怪獣の被り物をしていたので顔は分からなかったが、ヒーローものが大好きだった私は普段以上にはしゃぎまわっていたと思う。その後、犯人は捕まらなかった。

 

 今はあのときの私と同じ年齢の息子がいる。私に似てヒーローものが好きだ。

 今日はご当地ヒーローショーに妻と息子の三人で来ていた。ある会社の社長をしている叔父が、地域の活性化のために企画したものだ。今回は新しいキャラが登場するということで息子は大興奮しており、密かに私も楽しみにしていた。

 新キャラの登場のアナウンスが流れると、観客席から歓声が上がった。すると舞台袖からそれは出てきたのだった。

 あれは。











 あのときの怪獣! 

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― 新着の感想 ―
[一言] いいショートショートですね。 ひねっていてもひねりきらないオチがいい感じです。
2014/02/23 23:24 退会済み
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