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53話 ペイントボールを作ってみたったwwww

1年半が経ち、俺も八歳になった。

シンは2歳だ。最近おもらしが減って助かってきている。

シンから目が離せなくって、今年も何にも作っていない。

特に作る宛もないんだが。半分趣味の領域入ってるし。


こんなことを言っていると、やっぱり何か作りたくなってきた。

何を作ろう。出来れば材料集めをしない奴がいいな。

あまりシンから離れると心配だ

結構前に作ってた電池は一回感電して失神したからあまりやりたくない。

とりあえず、閃光玉作るか。と思ったけど、アレ危ないんだよな。

サングラスさえあればいいんだが、まあ、ない。

かと言って音爆弾とか作り方がわからないしなぁ。

ここはあれか、モン○ンのアイテムを試してみるか。


まずは、ペイントボールだな。

絵の具を入れればいいのだろうか。

なら、合成染料を作ってそれを水彩バインダーと混ぜればいいな。

やるか。これなら『アース・ホール』で作り出すだけで作れる。

ヤバイ。さすが『アース・ホール』。性能がチートだ。


とりあえず、昔から作っている木炭を倉庫から持ってきて、

外に出た後とにかく燃やしまくった。

すると、黒くドロドロとした液体が出来る。

一応製鉄で必要になるコークスも出来たが、今は無視。

因みに、この黒くてドロドロした液体をコールタールという。

まず、このコールタールを蒸留。

するとベンゼンが出来る。

ベンゼンと聞くと、某ネタ歌い手さんの作った曲を思い浮かべてしまうのは俺だけではないはずだ。

はんにゃら幼女!てのが頭に響いてくる。

べ、別にロリコンなんじゃないんだからね!勘違いしないでよね!


スマン、男にツンデレられても誰得だったな。

気を取り直して、オストワルト法で硝酸を作り出した。

え、どうやって白金手に入れてたかって?

フッフッフ。『アース・ホール』で少しずつ作り出せるのだよ!

だいたい魔力を全部使って0.1ミリグラムくらいだろうか。

まあ、1秒で魔力回復終わるし。やっぱり凄えな、チート。


で、そうやって作り出した硝酸をベンゼンに反応させる。

すると、ニトロベンゼンが出来る。

ニトロベンゼン♪ニトロベンゼン♪なんてな。

あの曲でスキャットというものを初めて知ったぜ。


とりあえず、ニトロベンゼンに錫を加え、水蒸気蒸留をする。

するとあら不思議!アニリンができちゃいました!

あとはアニリンにニクロム酸カリウムで酸化させるだけ。

すると、モーヴという紫の合成染料が完成した。


次に水彩バインダーだ。

これは、ちょっと材料が足りないから、不完全なものになる。

嘆いていても仕方がないので、ちゃっちゃと作っちまおう。

まず、石鹸を作った時に余ったグリセリンと『アクア・ムイ』で水を用意。

本当はアラビアガムさえあれば完璧なんだが。

当然そんなものはない。


まあ、作り方は簡単だ。

火で水を温めて50℃くらいにして、グリセリンを投入。

後は放置する。そんで、出来た上澄み液を水彩バインダーとして使う。

簡単すぎる。

結局、20分位で出来た。


さて、シンが心配だし基地に戻るか。

水彩バインダーの元を石の容器に入れ、外に放置した。

そして、珍しくお漏らしたシンの世話をした。

ふう。大変だぜ。

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