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52話 あれ?俺の前世の年齢越され(ry

ポイントが600を超えました!

有り難うございます!

子育てを始めて1年が経った。

要するに、俺は7歳になった。相変わらず体は小さい。ぐすん。

べ、別に魔力の手で代用すればいいし。体が小さくても気にしないし。


が、シンを見てると俺が小さいというのが自覚しないで済むから何か嬉しい。

一応いつか身長を越されるんだろうなぁ…………。と親父感バリバリで

心配してるけど、当分は俺の方が大きいから、と自分で慰めている。

そこ、寂しいやつだなwとか言わない。傷つくから。


それより、今日は大事な日なのだ。

なんと、また『卒業の儀』がある。

しかも今回は俺の知っている人が結構出てしまうのだ。

ガットさん、ニスさん、リーユさん、そしてクルト。

ちょっとフラッと来た。もう皆15歳越してるから当たり前っちゃあ当たり前なんだけど。

ていうか、全員前世の俺の年齢超えてるぜ。前世では14歳だったし。

因みに、何でリンさんは行かなかったのだとも悲しんだのは余談である。


でもって、また北西の門から出かけることになった。

あそこの門番、ホント居眠りしかしてない。サンキュー。助かるぜ。


先生の時は何も渡せなかったけど、今回は煙玉とか渡そうかな。

余ってるし。多分役に立つ。


俺は夜になるまで煙玉を作ることにした。











前回のようなギリギリの滑り込みも無く、余裕たっぷりに待ち合わせの場所についた。

やっぱり俺の足がクッソ速くなってる。

50m4秒とかいってるだろう。ウサインボ○トと同じぐらいのスピードだっけな。これを進化させれば『それは残像だ!(キリッ』とか出来るんだろうか。実に楽しみだ。


それにしても、クルトだけ来てねえな。流石だ。外さない。


と思ったら来た。前の俺と同じようにヘッドスライディング。

見事にリーダーから拳骨喰らってた。お前も同類か!

ちょっと楽しく見てたが、良く考えたらこれから先会える可能性は低い。

ウルッと来た。これはあれだ、

よくバカやってた友達が転校するときのような感覚だ。


クルトがきたことで、最後に恒例の小声のお別れ会だ。


まずはリーユさんに。


「4年間、有難う御座いました。お陰様で、取り締まりでも生き残ることが出来ました。お元気で。」


俺がそう言って頭を下げると、彼女は苦笑した。


「相変わらず硬いね。まあ、こっちも見てて楽しかったよ。

私はイタルペナ城塞都市に行く。『卒業の儀』を終えて行く宛がなくなったら是非来るといい。歓迎するから。」


イタルペナ城塞都市って、先生もいるって言ってたな。

俺も『卒業の儀』を終えたらそこへ行こう。

でも、この人はなんか凄かった。俺の女性恐怖症がほぼ発作を起こさない。

実に話しやすい女性だった。口調が女子っぽくないからかな。


「あ、そうだ。これ、どうぞ。煙玉です。」


「おお!ありがとう!これは使い勝手が良くてな。私の風魔法でうまく広がってくれるし。助かる。」


「出来れば誰にも死んで欲しくないので。喜んで貰えて何よりです。

では、またいつか会いましょう。」


「ああ、そうだな。」


良かった。石鹸は要求されなかった。材料殆ど残ってないんだ。


リーユさんに別れを告げた俺は、クルトのもとに言った。


「クルト、楽しかった。」


「俺もだ。てか、お前は見てて楽しかったよ。」


「何で皆そう言うんだろうな…………?」


俺って見てて楽しいもんなのか?


「お前みたいな変人そうそういないからさ。ぶっちゃけ、お前が色々してくれたおかげで基地も明るくなったんだ。」


「そうなのか………?それより、クルトは何処に行くんだ?」


「バルカン王国に行く予定だ。ここにいる奴の殆どがバルカン王国に行くらしいさ。」


「バルカン王国ってどんなところなんだ?」


「鍛冶が盛んなところらしい。俺はこれでも筋力があるし、そこで一山当ててやるぜ!」


「頑張れよ。あ、あとこれが煙玉だ。」


「お!サンキュー!リーダーが呼んでるから行くぜ。

じゃあな、ロイド。」


「また会えたらどこかで会おうぜ!」


この後、『ウィンド・ブースト』を一心に受けた彼らは一気に駆け出していった。

又もや風で門番が起きたが、また眠りやがった。

門番について皆と笑いあった俺だったが、

人の減った基地で、ちょっとだけ泣いた。

吸い取られる感情が『怒り』で良かった。

滑舌を良くする方法が知りたい……………。

今日、カラオケで盛大に噛んで精神的に死にかけました。

まさか帰国子女という肩書がこんな形で邪魔してくるとはっ!

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