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47話 あ!野生の女子達が(文字通り)飛びかかってきた!

そういえば少年ブレイヴ、北海道にいるので見られませんでした………。

ニコニコ、ようつべに投稿してる方サンクスです!

こんなこと言って荒れないかな………。

取り締まりから半年が経った。

もう新しい基地にも慣れた。いやあ、自分が作った(爆破した)物に愛着が湧くって本当だな。

因みに、そんな愛着のわく基地のど真ん中で俺は沢山の仲間に囲まれながら、今とある新アイテムの発表をしている。

何かって?聞いて驚くなよ?


「今日皆に紹介するのはこの商品!なんと、石鹸!」


「「「おおおおおおおおお!!!!」」」


そう、石鹸だ。

何で出来たかって?

前に俺がパーム油の生産をしていたのは覚えているだろうか。

ぶっちゃけ、あの時はナパーム☆DAN☆という魅力あふれる兵器のみを

語ったが、実はパーム油からは石鹸が作れる。あとマーガリンも。


そんな訳で、今女性陣から食い入るような目で見られている、

もとい睨みつけられている俺であるが、一つ疑問を感じた。


(あんたら、前に俺の前で躊躇なく服を脱いだのに、何でそんなに美意識

高いんだよ!)


多分俺が1歳だったからてのもあるかもしれないが、それにしても矛盾しまくっている。

しかも、石鹸はそんなに多くない。そんな食い入る様に使われても困るのはこっちの方である。生産が追いつかないし。

はっ!これが需要と供給のバランスが取れていないってことか!

ならこれからインフレが起きるな!

何が流通するのだろうか。飯かな?


軽く現実逃避した所で、ルールを考えることにした。

このままだとこの25個の石鹸は3ヶ月ほどでなくなるだろう。

パーム油は果実から作るので、一年に一回しか量産できない。

なら、安直に一ヶ月2個までに消費を抑えるようにしてもらうか。


その旨を伝えると、案の定ブーイングが。

なら使わせない、というと黙った。

うむ。扱いやすい。俺にトラウマを押し付けた奴ら(女子達)はもっと面倒だったんだが。

そのまま石鹸を2個取り出し、並んで使うように言うと、


――――――――――シュピーーーン!!


約20人の女子が凄まじいスピードで並んだ。

中にリーユさんが若干顔を赤らめて並んでいるのが印象的だ。

意外に女子っぽいところもあるようだな。ビックリだ。


二次元でこんなことがあったら俺もwktkするのだろうが、リアルだと

体がムズムズして気持ち悪くなるだけだ。

頼む、女性恐怖症よ、仕事しないでくれ。

そんな切なる俺の願いは、勿論どこにも届かなかった。














一旦女性陣から避難してきた俺に、いつもの3人が寄ってきた。


「凄い人気だったな、アレ……………。」


「ロイドの作るものは大体人気だろ?」


「それより、何でロイド疲れてるの?」


「前にも言ったけど、俺女性恐怖症なんだよ。

皆石鹸を持った俺にずいずい近寄ってくるから、体が冷や汗まみれだ。

そういえば、お前らもう食料の調達はいいのか?」


「もう終わったよ。今日も柔道の技が役に立ってね、おかげでかなり時間稼ぎが出来たよ。」


あ、言うのを忘れていたが、こいつらは取り締まりの時以来自分たちの基地を出てここに住み始めた。ま、俺としても楽しいので大歓迎だ。

あとフィルの柔道もかなり良くなってきた。

あと5年あれば黒帯をとれるかもしれない。

フィルは元々踏ん張りが聞くタイプだったし。才能がある。

この世界で柔道を普及させることが出来ればなぁ、と残念に思う。


「そうだ。今日もロイドは蜂蜜集め?」


「そうだなぁ。まだマッチが完成してないしね。」


「何でだろう。俺の勘がそれを作ったらまた大騒ぎになるって告げている……。」


「もう仕方がないさ。暮らしを少しでも楽にしたいし。」


俺の趣味が役だつのが嬉しいってのもあるけどな、と内心で付け足す。


「それにしても、あの「石鹸」てヤツのどこがいいんだ?」


ギルが首を傾げる。


「あれだな、病気の元を殺したり、肌が綺麗になったりする。

あとは治癒魔法が使えない時に怪我した時は水で傷口を洗うだろう?

あの時、怪我を悪化させる元を取り除いているんだが、

石鹸を使うとより良くとれるんだ。」


この世界で『菌』という概念はない。説明するのは面倒だが、

菌を証明するのも大変なので、病気の元、で通してる。

中身は違うものもあるんだが。すまない、納豆菌。


「なんか難しいが………。要するに、体の防御壁ってことか?」


「そんな感じで構わない。」


「何!防御壁ってことは、剣も防げたりするのか!?」


「「「お前途中から話聞いてなかっただろ。」」」


「う、ういーす……………。」


阿呆なことを言い出すギルに三人でツッコんだ。


「さて。もう時間だし、蜂蜜集めに行くわ。」


「確かにもうそろそろ昼になるな。頑張れよ。」


俺は勢い良く基地を飛び出し、山に蜂蜜を求めて駆けて行った。

何故だ!何故夢ホルビーが来ない!?

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