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30話 前世の科学部がアメリカに喧嘩売ってる件wwww

5V危険予知♀イーブイが全然出ねぇ…………!

概念魔法を覚えた次の日。

俺は現在とある植物の種を片手に()ガラハド爺さんの農園に来ていた。

因みに、俺は溢れてくる現代知識を使ってこの農園を改良しまくっている。

コンセプトは「大量生産」。カリウム肥料とかを使っている。


それはともかく。

ガラハドお爺さんから農園を奪った後、俺は奪った農園を見に行った。

その時、気付いたのだ。お爺さんが住んでいたであろう小屋の裏に小さな

裏庭的なのがあったことに。


という訳で、俺はその裏庭を徹底的に利用してやることにした。

現代の農業技術をパクった物で裏庭を高速で耕し、トマトやら何やら色々と植えることにした。

コンセプトは「美味い食物を作る」。

という訳で、今日はその紹介をしようと思う。


まず一つ目。トマト。

前世で大のケチャップ好きだった俺は、とりあえずトマトの栽培を始めた。

が、この世界のトマトは甘くない。しかも青臭い。

ならばここで日本の育成法を試してみよう!という結論になった。

まず、一年目は糞尿を使って試してみた。

結果、失敗。ちょっと臭みがとれたくらいだ。腹は満たされたが。

2年目は色々な干物類。いわゆるほしかとかだ。

が、これも失敗。意味なしだった。

という訳で今は落ち葉を集めて発酵させたものを試している。

これも駄目だったら切り札、必須元素を使うことにする。

因みに、必須元素とは窒素、リン、カリウム、カルシウム、酸素、水素、

炭素、マグネシウム、硫黄、鉄、マンガン、ホウ素、亜鉛、モリブデン、

銅、塩素のことで、植物の成長に必要不可欠と言われている。

長くて済まないな。

それにしても、日本のトマトはすごすぎだろ。


で、2つ目はじゃがいもだ。

まあ、これは不作対策の一つという意味あいで植えた。

元札幌人としては非常にバターがほしいところなのだが、この世界にはバターが無い。牛乳はあるのだが、バターやチーズを見たことがない。

暇があったら絶対に作ってやる。

バターとケチャップとのりたまは俺の永遠の友だ。のりたまは無理ぽだが。


3つ目は、もやし…………だったのだが、どうやら一年育ててわかったのだが

日本で見かけるようなもやしは暗い所で栽培されているので育てられないことがわかった。というか、普通の豆ができちまった。

もやしって収穫まで早いし、腹を満たせると思ったんだけどなぁ。

いやはや現実とは厳しいものだ。

こんな感じでもやしは失敗した。ショック。


4つ目は、日本人なら誰もが求める米だ。なに贅沢しようと考えてんだよ!

だとか、そもそも炊けねえだろうが!という方もいらっしゃるかもしれないが、そんなことはない。

米は栄養がなかなかいい。しかも玄米なら尚更。

後、炊くというのもマッチとかで火をつけて、水魔法で水を作りながら

土魔法で作った土鍋を使えば完璧なのだ。

ぶっちゃけ、稲を見つけた時は興奮した。

そして、4年ぶりに米を食った時も感動した。ガチ泣きした。

ああ、のりたまよ。頼むから異世界召喚されてくれ。


5つ目は、なんとアブラヤシだ。

最近わかったのだが、この世界の植物は無駄に環境適応能力が高い。

多分、予測だと魔物という存在が居るので生き延びるために環境という

概念がぶっ飛んでってしまうくらいに進化のしたんだと思う。

おかげで米が育つような気候なのに、熱帯雨林気候に多い筈のアブラヤシが

育っちゃったりする。

で、何故アブラヤシを育てるという謎の結論になったの言うと、

前世の科学部で、


「今度ナパーム弾を試作してみねえか?」


「おkおk。材料ってアルミニウム塩以外になにあったっけ?」


「うぃきにはナフサとナフテン酸て書いてあった。あとアルミニウム塩を作るのにパーム油が必要らしい。ついでに近所の偏屈大学生さんが(ry。」


的な会話があって、実際に作ったのを思い出したのだ。

まだ材料(主にナフサ)が集まってないから作るのはかなり後になるが、

持っていて損はない。あと食用にもなるしな。


因みに、ナパーム弾とは第二次世界大戦でも使われた焼夷弾だ。

後で調べてみたらナパーム弾ってアメリカでも禁止されていたらしいのに、

よく作る気になったな、あの部活。もはや次元が違うわ。

まあとにかく強い。油っぽいから水を弾きやすいし、

滅茶苦茶酸素を使うから窒息死とかが狙える。

何でもポ◯モンにはナパーム弾を耐える氷の殻を持つやつがいるらしいが。


6つ目は、今俺が手にしている白菜だ。

代表的な冬野菜なので、非常食になるだろう。

が、これは交雑しやすい野菜なので気をつけて育てなければならない。

ヘタすれば一年目で全部交雑化するかもしれない。要注意。



とまあ、これが俺の畑だ。

暇な時には必ずここに来てチェックしている。

やはり引きこもりだった頃は考えられないような暮らしだな。

俺は苦笑しながら基地に戻った。

これから旅行に行くので、明日投稿したら4日ほど投稿できません。

申し訳ございませんm(__)m。


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