96話 おめでとう!あくうんのきそポイントがさいこうちにたっしたよ!
非常に勝手な事情なのですが、ポケモンWCSの為に5月7日まで更新出来ません。
m(__)m
ギルドに着いた頃にはもう既に12時を過ぎていた。
おかしい、予定だと今頃家で光属性の本を読んでいる時間帯だった筈なのに。
それもこれも上級悪魔が呪いなんて掛けるからいけないんだ。
くそ、なんて忌々しいんだ。間接的に俺を苦しめるとは!
そうだ、ギルマス(m9(^Д^)プギャー)に殺されちまえ、うん。
俺は内心でぶつくさ言いながら、カウンターでぼーっとしていたグランさんに
「グランさん、俺、上級悪魔に目をつけられたっぽい。」
軽い感じで言ってみた。
「おお、そうか。そりゃドンマイだな………………。
ってはあああ!!???
上級悪魔ぁ!?お前今回は何をやらかした!?」
おお、俺の扱いがトラブルメーカーのそれになってきてる。
フッ、俺も進化したものだ。
天才扱いからトラブルメーカー扱いとは………………。
完全に退化ですね本当にありがとうございました。
「呪いを解呪したら目をつけられたんだよ。
どうにかならない?」
「しかも『呪い』が使える個体かよ!?
悪運高すぎだな!?」
「え、なに、『呪い』が使える個体って強いとかあったの!?」
「いんや、単体の性能はそんなに変わんないんだが……………。
配下がメッチャいるんだよ。100体くらい。」
「へ?」
なにそれ。
俺の悪運はカンストしてるな、絶対。
ていうか、ヤバくね?町の人にも被害出るかもしんないじゃん。
「いやぁ、面倒だな。
で、その『上級悪魔』はどんな姿だった?
それによって配下の種族もわかる。」
「うーん、幽霊みたいで、黒い翼を持ってたな。
あと、全体的に黒かった。
声が高かったし、女型かも知れねえ。
口調は無駄に偉そうだったけど。」
あれ、あの悪魔ってラノベでツンデレ枠入れんじゃねえか?
エルフのヒロインみたいな感じで。
ほら、自分のことを「我」って呼ぶヒロインいるじゃん?
「成る程。ソイツぁ複数の悪魔が合体している可能性があるな…………。
可能性としてはゴースト、デビル、サキュパスの悪魔といった所か。
くそ、無駄に厄介だな……………。」
なんか凄そうな魔物のオンパレードなんだが。
ホントどうかしてる、俺の悪運って。
「あれ、サキュパスってヤバくね?
どう考えてもここのおっさん魅了されそうなんだが。」
「そうなんだよ、サキュパスだったらマズイんだよな。
こんな職業だし、当然女は少ない。
Bランク以上の女冒険者が25人くらいしかいねえんだよ。
しかもゴーストだったとしても物理攻撃が効きにくいし。」
「うわあ、なんか凄い申し訳ない。」
「ま、大丈夫だろ。何かあったらうちの糞ギルマスが働いてくれる筈だ。
あの人状態異常全部効かねえし、ゴーストも素手で殴って殺す人だしな。
唯一の問題点としてはあの人がちゃんと働くかどうか、だが。」
わお、ギルマス(m9(^Д^)プギャー)強すぎる。
シュウも鍛えたらそんな感じになるのだろうか。
実に楽しみだ。
……………………………。
あれ、ここにギルマスが働くかどうか、にツッコミをいれない自分がいる。
マズイ、段々毒されてる。
く、くそ!流石はSランク!恐ろしき洗脳能力だ。(白目)
「なら大丈夫か。良かった、ちょっと怖かったんだよ。
俺のせいでこの街が危険にさらされたらどうしよう、って。」
「まあ、ここの冒険者は他の町の冒険者よりは強いからな。
そう簡単に危険な目には合わんさ。」
良かった。
先生がここを勧めてくれて本当に良かった。
おかげで安心して面倒事が起こせる。(キリッ
あれ、ヤバイ。俺本当にトラブルメーカーの思考になってる。
よ、よし!ここはさっさと家に帰って『光属性・全』を読もう。
うん、そうしよう。
「そうか、なら安心だ。
んじゃ、俺は帰るよ。」
「あ、今日は依頼を受けないのか?」
「いや、今読みたい本があって。」
「そうか。じゃあな!」
俺は『光属性・全』を読みながら家に帰った。
それから数時間後。
俺は家で『光属性・全』を閉じ、その場に寝転んだ。
さっきまで読んでいた『光属性・全』にはそこまで沢山の魔法が書いているわけではなかった。
どんな感じかって言うと、攻撃魔法が6個、支援魔法が4個、変形魔法が1個という感じだ。
攻撃魔法のことは考えても俺が涙目になるだけなので飛ばした。
支援魔法は、とりあえず凄かった。
一つ目。
『セイクリッドガード』。
勇者が使っていたやつだ。
試しに使ってみたのだが、ものすんごい魔力を搾り取られた。
色々工夫したが、結局3秒しか持たなかった。
二つ目。
『セイント・ブースト』。
効果は回復力増加なのだが………。
性能がぶっ壊れていた。
試しに発動した状態で小指に切り傷を入れたのだが、すぐ治った。
というか治癒が速すぎて痛みすら感じなかった。
ただ、こちらも魔力を搾り取られる。
ギリギリ俺の魔力回復速度と同じくらいだったので、長時間使えそうだが。
三つ目。
『デコラーレ・ピュリファイ』。
まあ、これは説明する必要がないだろう。
あ、でもこの魔法にはもう一つ使い方があることがわかった。
魔力の綱を使った拘束である。
間違いなくS&M待望の魔法だろう。拘束力高そうだし。
四つ目。
『マグナ・ヘイレン』。
『ヘイレン』の上位互換らしい。
部位欠損もある程度治せるそうだ。
ただし、俺の魔力だと足りなかった。
今度魔力を練って試してみよう。
ここまで見ると支援魔法は結構性能がぶっ飛んでいる。
けど、変形魔法は更にその上を行っていた。
変形魔法『カラドボルグ』。
こいつは非常に凄そうだった。
何と、魔力の剣を出す。
これだけ見ると魔手でよくね?となるのだが、効果が絶大だった。
同じ分だけ魔力を費やした魔手と『カラドボルグ』では10倍ほど威力に差があるらしい。
呪文が異様に長かったが、それも全て効率を上げるための呪文だそうだ。
しかも、魔物相手には更に威力が上乗せされる。
最早イジメレベルである。魔物涙目wwww(物理)。
しかし、流石にこれでデメリット無しとはいかないらしい。
まず、怖くてまだ発現していないのでわからないが、兎に角重いらしい。
よって、横薙ぎとかが出来ず、基本振り下ろしだけだそうだ。
二つ目に、消費魔力が『セイクリッドガード』を超えている点。
多分俺じゃあ1秒も持たない。
つまり、タイミングを間違えば魔力回復のための隙ができる、ということ。
文字通り「この一撃に全てを掛ける!」て訳だ。
最後に、これは体力も使うらしい。
こいつはちとマズイ。
俺の場合魔力はすぐ回復するが、体力はそうもいかない。
というか、重さと体力の消耗で肩が脱臼とかしそうなんだが。
ちょっと待て、これデメリットが多すぎるんじゃないだろうか。
そんな考察を続けていると、俺は段々眠たくなってきた。
本に夢中で気づかなかったが、周りの人は皆寝たようだ。
眠くなるのも無理は無いはず。
俺は自分の部屋に入り、部屋の中にある明かり用の火を消した。
そして、麻布団の中で俺は
(そういや『ヒネトヘイレン』、載ってなかったな。)
と考えながら意識を落とした。
そろそろブログ化しているあとがきと、誤字脱字の感想を消そうと思います。
というよりあとがきが自分が見てもイタイ事ばっかりだったので…………。




