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碧宙の星のレムリア -The First Story That Vanished-  作者: 久遠 魂録


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星舟内にて

この度は、数ある作品の中からこの物語をお手に取っていただき、誠にありがとうございます。どなたか1人でも、当作品の存在を知っていただけるだけで幸いです。

星舟の内部は、いつもと変わらず静かだった。

人の気配はない。だが「無人」であることと、「無反応」であることは同義ではない。


観測層の最外縁で、微細な揺らぎが検出される。


数値は誤差の範囲内。

過去ログとの照合結果も「問題なし」と表示される。


それでも、記録系が一瞬だけ遅延した。


原因不明。

外部干渉なし。

内部損耗なし。


――ただ、座標がひとつだけ、既知の履歴と一致しない。


地球。

列島部。

人類文明圏。


補正処理が自動で走る。

「既知パターンへの収束」が選択され、数値は平常値に戻る。


だが、完全には消えない。


わずかに残る“ずれ”。

意味を持たないはずの偏差。


星舟はそれを異常として扱わない。

危険とも判断しない。


それでも、記録層の最深部に、追記が行われた。


――観測対象、未確定。

――過去参照、不可。

――感情反応、検出不能。


ログはそこで途切れる。


星舟は沈黙を保ったまま、航行を続ける。

何かを待つように。

あるいは、すでに知っているかのように。

この度は、私の作品を最後までお読みいただき、心より感謝申し上げます。読書のお一人でも、心に響いて頂けましたら幸いです。

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