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素敵な別れに乾杯を

初投稿作品

これは自分が実際に経験した中学受験の事を思い出し、その思いを書き出した小説です。

この作品の人物の名前…知夏ちか

           神奈かな

きっと、ずっとわかっていた。

「うん、やってみる!」

そんな私の一言から始まった、新しい人生

中学受験。

私は全てをかなぐり捨てた。

友情も、遊びも、出会いも。

すべては勉強のため。勉強さえ出来れば良い仕事に就けて、たくさんお金をもらって

「幸せになれる」なんて幻想を抱いていた。

でも、始めたら始めたで、とても辛かった。

いい点を取らなきゃ叱られ、いい点を取っても

「当たり前」

なんて言われてきた。

「もうやめたい、辛い」なんて私が言葉を零す。

「大丈夫、神奈なら出来るって!」

そう言うのは幼稚園からの親友、知夏。

知夏ちゃんは、地元の中学に進学するらしい。

「うん…やっぱり私、やってみるよ!」

そんな取り繕った笑顔で、私は笑う。

月日は巡り、季節は過ぎ。

それでもそこに、貴方がいた。


ある冬の日の事、私は学校でからかわれていた。

「お前、頭良いだけで、一つも面白く無いな!」

私の心はズタズタになった。

まるで、剃刀で心を削がれたような。そんな気がした。

「幸せになれる」そんな淡い幻想を抱き頑張ってきた私には。

「ちょっと、その言い方は…」と知夏が言い切る前に

「大丈夫」と私はまた自分を取り繕った。


きたるは入試当日、私は硬い志と願いを持ち、挑んだ。

結果…合格だった。 「やったね!神奈ちゃん!」

知夏は元気に話しかけてきた。

でも、私はどこか喜びに喜べなかった。


私たちの学校は修学旅行が遅く、3月にやる。

私にとって、合格祝いのようなものだ。

部屋は知夏との二人部屋。私達は修学旅行を満喫した。

時間は経ち、夜になった。

宿泊先から海が近く、知夏は

「行ってみようよ」と声を掛けてくれた。私も賛同し、

海へと向かった。

知夏は「先行ってるね!」と砂浜をかけってった。

私もその後へ続いた。

砂浜の足跡はまるで、もう知夏はそこからいなくなるということを意味するかのような…そんな気がした。

「綺麗だね」 知夏はそう言う。 私はいつも通り

「そうだね」と、内なる自分の気持ちを抑えて言っていたはずだ。いつもなら。

けど、その時は違った。

零れたのは、涙だった。 知夏は「どうしたの?」と声を掛ける。

その言葉も、いずれ無くなるなんて考えたら

もっと涙が零れた。

そしてその気持ちを理解するように、波は私の雫を飲み込む。 別れなんて、とっくにわかっていたこと。

私が口にした願い 「別れたく無い」 「まだ一緒にいたい」なんて叶わない願いを知夏にぶつける。

「私だって」と知夏は言葉を零す。

知夏と出会って、私は幸せだった。

けど、こうも思う。

いずれ別れる存在なのなら、最初から出会わなきゃよかった、と。

私達の願いは、満天の星空の中、流れ星となって消えていった。


どうでしたでしょうか

ぜひ、今後に期待してもらえると嬉しいです。

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