表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元自衛官が異世界で軍を任された件について  作者: しろぐ
第一章 軍を立て直せ!
1/22

第1話 銃とパンツと異世界転生

この作品は下ネタとギャグが煮込みハンバーグ並みに煮込まれてます。

苦手な方はお控えください。

大好きな方は煮込みハンバーグの食べ過ぎにはお気をつけください。

砂嵐が吹き荒れる大地の上。

そこに一人の男が、パンツ一丁で倒れていた。


「な、なんだここは……? 俺は確か、トラックに轢かれて……あ、そうだ、美女のパンツが見えそうでもっと近づこうと……」

「くっ……トラックの前でパンチラ拝もうとしたのが運の尽きか……だが悔いはないッ!!」


男は頭を押さえ、ふらつきながら起き上がる。

身長180センチ超、全身筋肉質、でもパンイチ。

唯一まともなのは、腰に吊るした拳銃SFP9とホルスターだけだった。


「てか……何このRPGの序盤みたいな景色。おい、俺死んだんじゃないのか? ……いや、まさかこれが地獄?」


彼の名は――東雲しののめ 一希かずき、28歳。

元・陸上自衛隊。

見た目は変態野郎だが、自衛隊での彼は強かった。

レンジャーき章、空挺き章そして格闘き章を持っている。


「……って、だれが変態野郎だ!!」


誰かにツッコミを入れていると砂嵐の向こうから、馬車が一台やってくる。

乗っているのは、甲冑を着た兵士と美少女風の女性。


「た、大変です! あそこに変態です! 半裸の変態が立っています!」

「まさか……私を襲うために!?」

「ふざけんな! だぁれが変態じゃ! 転生者だァ!!」


一希は裸で叫んだ。


「俺は――元陸上自衛隊、東雲一希だ!! 勢いでトラックに轢かれて、なぜかパンツと拳銃だけで異世界転生してきたァァァ!!」


……その一言が、異世界を救う伝説の始まりになるとは、

この時は誰も知る由もなかった。



「ということらしいです、ミレリア様」

ミレリアはため息を吐きながらこちらを睨む。


「それで、そなたは異世界転生者でこの世界にきたと……パンイチで」

「あれは不可抗力だ!俺だってパンイチ露出狂の趣味はねーよ!」


ミレリアは剣を握ったまま、明らかに警戒心むき出しだった。

「……ならば証明してみせよ。異世界から来たというその言葉、にわかには信じがたい」

「わかったからその剣を抜刀しないでくれよ?」

そうして俺は腰に吊るした拳銃SFP9を取り出した。


「な、なんだそれは!釘を打つやつか?」

「ミレリア様、それはトンカチです」

……この子ちょっとおバカだな?

「なあミレリア、的は無いか?外で見せたい」

そう言うとミレリアは緊張した面持ちで部下に指示をした。

ミレリアの部下たちは的などの準備が終わり、俺は外に出た。


そして緊張が立ち込める中俺は今までの訓練の中で一番いい声を出しながら射撃をした。

「弾込めよし!安全装置よし!」

「射撃開始!!」


こうして複数あった的は全て命中。

俺は自慢げに言った。

「というわけだ」


騒ぎを駆けつけた村人や行商人、そして兵士たちは唖然としていた。

そう、そこにはこの世界にはない『銃』という物を始めて見たからだ。


「分かったわ、貴方の事は信じる……不本意だけど」

「絶対俺のこと変態だと思ってるからだよね!」

「おい兵士共!今すぐ皇帝の元へ行く準備をしろ!そして一希と申したな?そなたもついて来い」

こうして俺は皇帝の下へ行くことになってしまった。


「……ってその前にお前は早く服を着ろ!!」

あ、パンツのまんまだった。

毎週月、水、金曜の投稿目指してます。

二話は6月13日の夜9時に投稿します

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ