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きれいで まぶしい

作者: あまなす

いつもの時間に乗る電車は

ほとんど人も決まっていて

座る位置

立っている位置も

だいたいおんなじで

それが これから向かう

学校の教室みたいで

ちょっぴり息苦しい


わたしをおし潰さない程度の

その息苦しさは

生きてることを

実感させてくれる


生きるってたいへんですね


なんにもわかってないくせに

悟ったようなことを

軽率に

安易に

口にしちゃう


陳腐だなあ


われながら思う


電車が橋を渡り

川を越えていく

早朝の太陽の光が

水面に反射して

きれいで まぶしい


きれいなものを

きれいと思えるんなら

陳腐だろうとなんだろうと

問題ないよなあ

そう思えた


少しばかり

笑顔になっているのが

自分でもわかった


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