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間違いの始まり
素人作品です。
不快な思いをされる方もおられると思います。
暖かくお読み頂ける方のみお願いします。
「あんたは女を不幸にする男なんだよ!」
...
オレの上に馬乗りになり
オレの首を締めながら
泣きわめく女をみて
"セフレでもいいから"って
縋りついてきたのはお前だったろ?
って、霞む視線で女をみていた。
女と知り合ったのはサイトだった。
出会い系でもなく、ただ趣味友を見つける
ゲームをするコミュニティサイトだった。
もちろん、出会いは禁止・携帯番号や
メールアドレスなんかを伝えると
運営から注意される、ごく普通のサイト。
抜け道は当然、あった。
それまでサイトでは
暇つぶしにゲームをしたり
いくつかのサークルに所属して
気に入らないヤツを
ストレス発散代わりに論破して
くだらない日常を誤魔化していた。
「初めまして○○さん私も尊敬しているんです」
そんなメッセージが送られてきたのは
そろそろ桜が咲く季節に
なろうとしていたときだった。