ホビーショップ
放課後
高校生の至福の時間
部活に精を出す者、アルバイトに勤しむ者
そして…家でゴロゴロする者もいるのであった
「………………」
「………………」
県立北山高校一年の志水風兎と嶋津冷凪は放課後駅近くのホビーショップに訪れていた
「改めてこうジッと見てみると、とてもじゃないけど人間が作り上げたとは思えな作品よねフィギュアって…」
「本当だよな…。でもそれ言ったら日本人形って職人の手で一から全て作られてるんだろ?労力半端無いよなぁ」
「アンタには到底作れるものでは無いわね」
「そりゃそうかも知んないけど言い方どうにかなんないか?」
「アンタ如き何も作ることは出来ないわ」
「いちいち如きとか付けんなっての!あっ…この子可愛いなぁ…」
「ロリコンね。死になさい」
「お前…それは違うぞ?」
「何がよ?」
「確かに俺はこの子を可愛いって思ったよ。でもな?それでロリコン判定するのはどうかと思うよ?俺は確かにアニメでのロリキャラは好きだよ?そんで現実でも赤ちゃんとか子供とか可愛いと思うよ?でもな?それでその子と結婚したいとなるわけじゃ絶対ないんだよ」
「…………」
「お前少しは話聞けや…」
「長いのよアンタの話は…。それで結局アンタがロリコンって話でOK?」
「だから俺はロリコンじゃないんだって!!」
「アンタの存在がもうロリコンなのよ」
「存在がロリコンってなんだよ!?」
「アンタの存在がもうロリコンなのよ」
「2回言わなくても良いんだよ!!」
〜閑話休題〜
「あっ、タ◯ルレガシーガッシャットだ!!」
「は?何これ?」
「あっ流石にお前もこれは知らないか【ポチッ タ◯ルレガシー!】」
「は?これも喋るの?最近のおもちゃはハイテクなのね〜」
「え〜っと…あっ、ゲー◯ドライバーあったあった!いいか?こうやって【ポチッ タドルレガシー!】術式レベル100!」
「………………」
「【ガシャットォ! ガッチャーン! レベルアーップ!! 『辿る歴史! 目覚める騎士! タ◯ールレガシー!』 】変身!!…ってこんな感じで変身するんだよ!めっちゃ格好良くないか?」
「……ダサくない?」
「おまっ…!それは流石に本気で怒るぞ?」
「え〜?だって高校生の男子が変身ベルト腰に巻き付けて店の中で変身!なんてやっていたらダサいと思わない?」
「いや、シンプルにディスってくるのやめろ!!確かに周りの目線がめっちゃ痛いわ」
「アンタの側であんたの痴態を見せつけられるあたしの方が辛いわよ」
「そ、それは流石に俺が悪かったよ……」
「まぁそれ以上にあんたが蔑んだ目で見られているのが快感だったりするんだけどね」
「ドSや…。こいつほんまにドSやでぇ……!」
「それで?どのベルトを買うのか決まりまちたか?一個だけでちゅからよ〜く考えて決めるんでちゅよ〜?」
「そんな馬鹿にされながら買う訳ないだろ!!」
その後、一時間以上二人で店内を物色し続けた
途中機動戦士のプラモデルのコーナーに入り風兎は本気でどれにするか迷ってしまい冷凪の罵倒も尻目に風兎は30分以上物色したのだった
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