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ミニチュアの魔術師~異世界で楽しくお店を開きます!~  作者: 夜桜詩音
異世界生活は初めてのことがたくさんです!
8/25

腕時計と宿屋の揚げパン

第七話更新ですー!

少し短くなっちゃいました(´□`; 三 ;´□`)


「ねえねえシャディちゃん、腕時計って知ってる?」

「知ってるですよ。高名な冒険者の人とかが持ってるですよ。小型で魔道具じゃ無いものは工房で作られるんだけどそれでもやっぱりお高いですよ。」

「そうなんだ…」


腕時計は魔道具のものとそうじゃないものがあるんだ…。工房で作ってるってことは電池か…螺巻とかのか…うーん。なんにしろお高いってことは普通に買うより通販した方がいいのかも。色々調べてみて問題なかったら少し売ってみようかなぁ…。


「腕時計興味あるです?腕時計を作ってる工房自体が世界に三つしかないから手に入れるのは至難の技ですよ。大抵のものは四つ印がついてる魔道具だから大体しか時間わからないですよ」

「へぇ、三つしかないんだ…。そりゃお高くなるよね。魔道具のって買ってからどのくらい使ってられるの?」

「魔道具のは買ってから半年は何もしなくても動くです。でもそれ以降は自分で魔力注がないとだし繊細だからどうしても壊れやすいですよ。その事を知ってるから大きなダンジョンに潜るときとかに使い捨てで買うですよ。」

「ふむふむ。お洒落とかでつけたりはしないの?」

「無いですね。あくまで使い捨てですしデザインとかダサダサの重いやつですよ。お洒落で安ければ私も欲しいですけどね…」


なるほど。なら通販で買ったものを売ったりしても問題ないのかな。買ったものも戦ったりするなら壊れちゃうだろうしこちらの腕時計の使用目的とは大きく異なるし…。

うん。考えておこう。


あとで100均の腕時計購入しとこうかな…。


「あーにゃは物知りな精霊なのに知らないこと多いですね。何だか親近感がわくですよ。」

「シャディちゃん、それ褒めてくれてるの…?」


腕時計のこと聞いたとき不思議そうな顔してるなーって思ったけどそういうことだったの?精霊って物知りなの?…どうしよう。知識に偏りがありすぎる…。これはますます旅のお供を見つけなくてはいけなくなってきたぞ。

シャディちゃんは私の言葉を聞いて面白そうに笑ってる。

もしかして、


「私、からかわれてる?」

「あはは…違うですよ、精霊さんは大抵とても物知りで様々な魔法や魔術を操りあーにゃみたいにほとんど人間と変わらない精霊は男性女性問わずに異性が回りに集まってくるですよ。だから凄く近づきがたいです、だけどあーにゃは私たちと同じように見えるから、です。そういうことなのですよ。」

「ふぅん…精霊…まさかの現代人パターン?いやいや。」


それはつまり異世界召喚ではなくこちらに来る現代人も稀にいるってこと…そして異世界モノあるあるのハーレム。あちこち見て回れば同じところから来た人が見つかるかもしれないな。

異世界召喚はどんな感じなんだろう。あるあるのクラスごととかなのか何人か呼ばれるのか…。まだまだ知識が足りないからどこかで仕入れないとな。見た目が若く見えるから話を聞いたりするのは不自然じゃないはずだし今度ギルドの人に聞いてみようかな。


「よし、あーにゃそろそろお夕飯準備するですよ。ここで待つです?部屋戻るです?」

「一旦部屋に戻ろうかな。時間になったらまた来るね」


うーん、本当に考えることが多い。誰かと一緒の方がずっといいのかも。お金も稼がないといけないし、そうなると危ないこともあるかもしれないから自分で自分を守らないといけないし。


「あー、明日から気合いいれていこう。」


夕方だからか太陽が沈みはじめ空が赤く染まっている。外はまだ人々の活気に溢れていて宿に帰ってきた人たちが廊下を歩いたり部屋でしゃべる声も聞こえてきた。

今日、改めてこの世界の人と話した。友達になった。

この世界のことを自分の生きていく世界なのだと改めて認識した。

まあとにかく、私は疲れているのだ。

少しくらい贅沢したってバチは当たらないはず。ほんの少し残っているお金をスーパーでドゥラァイな缶ビールと等価交換。プルタブをぷしゅっと開けてしゅわしゅわなおビヤを一口、二口、三口。


「んー、たまらん!」


もやもやと不安が炭酸に包まれて喉の奥に滑り落ちていった感覚。

少なくとも私はお金さえあれば毎日のごはんに困ることはないし神様がチートな能力もくれた。だから大丈夫。ここでもやっていけるよね。


「天国の神様と元?旦那ー!頑張るから見守っててくださいねー!!!」


よし、変に悩まず自由にぐだぐだ若い頃に戻ったみたいに過ごそう。どうせ長生きするんだし適当に生きてても問題はない。と思いたい。


お肉の焼けるいい匂い。そろそろ夕飯の時間かな。

飲み終わった缶を片手で握り潰してアイテムボックスに叩き込む。

シワのついたスカートを叩いて部屋を出て階段を降りると他の人たちがちょろちょろ集まって来てる。


「あーにゃやっと来たです、お夕飯はモウモウのステーキと揚げパン、どっちにするです?」

「揚げパン?」


揚げパンってあの学校給食人気top3に必ずランクインするあれ?パン屋さんで注文してからあげてもらえる?


「揚げパンは昔召喚された勇者様の一人が作ったものですよ。きな粉という豆の粉をかけてるですよ。」


それはまさに揚げパンー!!!

勇者様最高。感謝します。


「シャディちゃん、揚げパンでお願いします!!」

「あいお待ちをー」


異世界でも元の世界のものがあるって不思議だけど凄く嬉しい。やっぱり日本人は揚げパン好きな人多いよね。私も学校時代凄く好きだったしパン屋さんに買いにいったり自分で作ったりした。よく友達と上にかけるのはシナモンかきな粉かでディベート大会した記憶がある。

ちなみに私はオーソドックスなきな粉が一番かも。他のも美味しいけどやっぱりこれは外せない。


「揚げパンお待ちですよ。熱いから気を付けるです。」

「ありがとう」


目の前に置かれた揚げパンは私の知ってるきな粉の揚げパンと同じ見た目。白い平皿に手のひらサイズの揚げパンが三つ。端に味変用と思われるジャム…ブルーベリーのジャムかな?…がそっとのせられている。その隣の小さめのお皿にサラダがのっている。美味しそう。


「いただきます。あつっ 」


揚げパンは出来立て熱々。火傷を恐れずに大きく口を開けてかぶりつく。歯をたてるとザク、ジュワァと揚げパンの油がしみだしてくる。このカロリーの暴力とも思える揚げパン、この味、まさに揚げパンそのもの。なかなかここまで美味しく揚げることは出来ないからやはり腕がいい人が作っているのだろうな。


「あつ…ぅお…っ…」


熱いけど止められない。ひとつ食べきって手をナプキンで軽く拭いてサラダをつまむ。お野菜うま。瑞々しいお野菜、ドレッシングもなにもかかってないのに甘くて美味しい。脂っこいからドレッシングなしで丁度良い。まさかここまで考えて???


「作った人に圧倒的感謝…」


サラダのお皿を空にして二つ目の揚げパンに手を伸ばす。少し時間が経っているから冷めてはいないが食べるのに丁度いい温度になっている。ふわふわ、ザクザク、じゅわじゅわ。二つ目を食べ終わり三つ目に手を伸ばすと流石に少し冷めてしまっている。どれどれ…これは…冷めても味が落ちてない。凄く美味しい。止まらない…うま…うま…。最後の一口、うま。


「ごちそうさまでした。」


本日も大変美味しい夕食でした。料理人さんと勇者様、そして食べ物に感謝を。


シャディちゃんに挨拶もしたし部屋に帰ろう。

そういえば通販に入れたお金、あと100円ちょっとあるはず。よし、100均の腕時計買う。もう少しお金稼いだらちゃんとしたの買うけど作業とかするならあえて安くても質がまあまあ良いやつを買った方がいい気がする。といってもこれは私の感想なんだけど。


ただいまお部屋ー。早速腕時計を探していきましょう。100均の腕時計ってはじめて買うな。

まあとりあえず一番シンプルな白い時計を買って、時間を合わせて…こんなものかな。


ジャジャーン!

100均なのに100均に見えないシンプルで小さめの腕時計ー!案外いいものです。結構使えます。これって付与魔法ってやつ使ったら衝撃に強くなったりするのかしら?

でも付与魔法の使い方よく知らないんだよね。

こう、念じながら作ったりするみたいな描写が多いしそうすればいけるのかしら。

まあこれは明日にして今日はもう寝よう。

明日は何をしようかな。薬草採取かな。


「おやすみ、なさい。」

次回更新は来週を予定しています。

楽しんで読んでいただけたら幸いです(*´∇`*)



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