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ハイスペック超人は自身の装備を見直すようです。

連続投稿2話目。

 噴水広場を後にした俺は、『救済者達セイピアーズ』のギルドの自室へと戻ってきていた。



「さて、強くなるためには何をするべきか⋯⋯。」



 キジン

 ホムンクルス

 魔術師

 Lv15

 HP20

 MP1560

 体力1

 筋力20

 敏捷20+13

 器用1

 魔力41+37

 ステータスポイント残り0

 スキル

 戦闘系

 格闘術Lv7 格闘術に補正。

 回避Lv5 回避行動に補正。

 跳躍Lv1 力を溜め高く跳躍できる。Lvが上がると溜め時間は短く跳躍は高くなる。

 疾走Lv0 一定時間、普段の倍の速度で移動できる。

 魔法系

 地魔法Lv7 地魔法が扱えるようになる。

 魔力操作Lv12 魔力操作に補正。魔力+16

 技能系

 料理Lv4 料理が扱えるようになる。

 錬金術Lv4 錬金術が扱えるようになる。

 隠蔽Lv2 自身のステータスを偽る。同Lv以上の看破には見破られる。

 看破Lv1 同Lv以下の隠蔽を見破る。

 気配操作Lv5 半径8メートル以内の気配を操作、察知する。

 威圧Lv1 使用時、自身より低いLvの相手を怯ませる。

 鑑定Lv1 鑑定が扱えるようになる。

 補助系

 MP自動回復Lv12 毎秒MPを12回復する。

 敏捷上昇Lv10 敏捷+14

 魔力上昇Lv12 魔力+16

 特殊系

 節制Lv2 ありとあらゆる消費を半減する。七つの美徳スキル。

 スキルポイント残り12

 称号

 ホムンクルス 魔石を取り込み、己の力へと変える。

 節制の美徳 美徳は互いに惹かれ合う。

 エルフの街の解放者 エルフの街を開放した者に与えられる。魔力+5

 PKキラー PKを倒した者の証。PKに与えるダメージが1,2倍になる。

 無慈悲なる者 敵に慈悲を与えぬ者の証。威圧の効果が上がる。



「何やらお悩みのようであるな、キジン殿。吾輩に少し頼ってみないか?」



「⋯⋯うおっ!?教授、いつの間に!っていうか、何処から入ってきた!?俺ずっとドアの方向いてたんだけど?」



 ステータスを見ていると何処からともなく声が。振り返るとそこには教授が立っていた。心臓に悪いからやめて欲しい。



「情報のある所に吾輩あり、また、情報を求めるところにも吾輩ありなのである、キジン殿。」



 ドヤ顔で答えになっていない答えを言ってくる教授。そのドヤ顔を殴りたい衝動をぐっと堪えつつ、俺は教授に尋ねる。



「いや、草原でウルフを狩っていたらウルフリーダーと戦う羽目になったんだけど、惨敗したしたもんだからどうにかして強くなれないかと考えてたんだよ。なんかいい方法ないかな?」



「ああ、あの負けイベントのことであるか。あれはまだ時期的に攻略不可能なのだよ。」



「え、そうなのか?そんな情報、初耳なんだけど。」



 予想とはかけ離れた返答、そしてまさかの真実に困惑する俺。しかしそんなことはお構いなしに、教授は語りだした。



「鑑定をさせてんらったが、どうやらそのステータス構成とスキルからして、キジン殿は肉弾戦をする魔法使いのようであるな。防御よりも回避重視、回避しきれない攻撃は土魔法で防御という戦闘スタイルであるな。確かに一応理には叶っている。だがしかし、本来ならばある筈のものが無いのだよ、キジン殿。それが一体何であるか分かるかね?」



「えぇ⋯⋯戦闘経験とか?」



「確かにそれも大事ではあるが、今のキジン殿には武器と防具が無いのであるよ。いまだに初期装備のままでは、倒せるモンスターも倒せないのだよ。分かるかね、武器と防具の大切さが。」



 教授に言われて、自分の体を見下ろす。



 初心者の服

 一般級ノーマル

 効果:所有者固定 不壊

 異郷者が最初から身に着けている衣服。神の保護により、決して壊れることはない。



 初心者のズボン

 一般級ノーマル

 効果:所有者固定 不壊

 異郷者が最初から身に着けている衣服。神の加護により、決して壊れることはない。



 たったこれだけである。不壊の効果の通り決して壊れることは無いが、土埃などですっかり汚れ果ててしまっていてみすぼらしく見える。



「これを機にユイ殿に武器防具の作成を依頼してみてはいかがであろうか?吾輩のこの装備もユイ殿に頼んだ物なのであるよ。」



 そう言って教授は白衣を俺に見せびらかしてくる。



 観測者の白衣

 希少級レア

 製作者:ユイ

 効果:自動MP回復Lv3付与

 魔力を織り込んだ白衣。ポケットも沢山あり、実用性に溢れている。



 これが鑑定した結果だ。実用性もそうだが、自動MP回復Lv3がついて来るなんて、魔術師も喉から手が出るほど欲しがるに違いないだろう。



「確かにこれは凄いけど、大した素材なんて持ってないぞ?敷いてあるとしたら幾らかのお金だけだ。」



「素材ならいらない素材かお金を多めに持っていけばいいのである。ほら、善は急げ、思い立ったが吉日である。早く依頼してくるのだ。」



「?わ、分かった。それじゃあ行ってくる。」



 収納箱に入っているいらない素材をあらかた取り出すと、俺は教授に見送られながら自室を後にした。

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