ハイスペック超人は出店を出すようです。
今回かなり短めです。
俺に割り振られた部屋へと入ると、質素な机と椅子、大きな箱とベッドが置いてあった。広さはおよそ18畳ほどある。
「これだけ十分な広さがあれば、生産道具を置いても十分スペースはあるだろうな。」
早速手持ちから初級料理セットと初級錬金術セットを広げる。4畳ほど埋まったが、まだ十分な広さがある。
隅の方に置かれていた箱を開けてみると、どうやらこれは収納箱らしい。時間経過もしないようなので手持ちのいらない道具をすべて移す。
「道具もあらかた減ったし、今度こそ売りに行くか。」
そう言って俺はギルドを出て、商業ギルドへと向かうのだった。
「途中色々あったが、ようやく最初の目的が果たせそうだな。」
無事に商業ギルドで出店を出す許可も得て、再び『生産通り』に戻ってきた。なんか無駄足が多かったなぁ⋯⋯。
そんなことを考えながら、商業ギルドでもらった簡易版出店セットを広げる。まるでテントを組み立てるかのように、あっという間に組み立て終わった。
棚の部分に手を触れると、ウィンドウが出てくる。そこにアイテムの値段を設定してアイテムを放り込むと、勝手に販売をしてくれる便利な機能なのだ。
「相場は大体これくらいだったよな⋯⋯。料理は⋯⋯相場が分からないし適当でいいか。」
初級HPポーションは1つ100円で80本ほど、ステーキとソテーは1皿150円で50皿ずつ、串焼きは1本50円で⋯⋯うわ、900本ぐらいあった⋯⋯。改めて、節制の美徳がいかにチートか良く分かった気がする。
「これで良しっと。さて、それじゃあまた素材でも集めに行きますか。」
どれくらい売れるかなーとのんきなことを考えながら、心軽やかに草原へと向かうのだった。




