ハイスペック超人は料理に手を付けるようです。
「思ったほど上がらなかったな⋯⋯。さて、それじゃあ次の作業に入るか。」
そう言うと今度はクエストの報酬で買った『料理』のスキルブックと前回買っていた初級料理セットを取り出し、早速スキルブックを使用する。
「大量に角ウサギの肉が手に入ったんだよなぁ⋯⋯。んー、どう料理してやろうか。」
角ウサギの肉を取り出しながら考える。その数なんと500個程。
「とりあえずシンプルに焼き物からやってみるかな。料理のLvも低いし。」
と言う訳で急遽始まりました、キジンの料理コーナー!
まずは角ウサギの肉を叩いてある程度薄く、1センチぐらいに厚さをそろえます。
次に焼いたときに縮んでしまわないように、ところどころに切れ目を入れます。
そうしたら今度は肉全体に塩コショウを振りかけます。この時偏らないように少し高めから振りかけるのがポイント。
塩コショウがなじむように手でしっかり押します。⋯⋯これくらいでいいかな?
フライパンを用意して薄く油をひき、火にかけてフライパンを温めます。
そしてそこに肉を入れます!まずは強火で焼き目を付けるが、ここで変にいじらないのが大事!
ある程度冶金が付いたらひっくり返して、同じように焼き目を付けます。反対側も焼き目が付いてきたら、再びひっくり返して今度は弱火で中までじっくりと火を入れます。
⋯⋯うん、いい感じに焼けてきたかな?あとは皿に盛って、角ウサギのステーキの完成!
今度は2品目を作ります。角ウサギの肉を一口大に切り、ボウルに入れて塩コショウを振り、しっかりと揉みこみます。
竹串に肉を刺して直火焼き、弱火でじっくりと焼いて、角ウサギの串焼きの完成!
「よし、とりあえずありったけ作るか。まずは下ごしらえからっと⋯⋯。」
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「うーん、やっぱり作り過ぎた気がする。っていうかなんか数が合わない気がするけど気のせいか?」
数時間後、机の上にはさまざまな料理が載っていた。
角ウサギのステーキ
品質:B
製作者:キジン
角ウサギの肉を塩コショウで味付けし豪快にステーキにした一品。
噛んだ途端中から肉汁が溢れ出し美味。
角ウサギの串焼き
品質:B
製作者:キジン
角ウサギの肉を塩コショウで味付けし串焼きにした一品。
酒のつまみに適している。
角ウサギのソテー
品質:B
製作者:キジン
角ウサギの肉を塩コショウで味付けしソテーにした一品。
香ばしい香りで食欲をそそる。
ステーキとソテーをちょうど50皿ずつ、残りの肉を全て串焼きにした。机の上に載せられない分はインベントリの中に入れてある。しかし作ってみて思ったが
「ちゃんとした拠点が欲しいなこれ。こんな手狭な場所じゃちゃんとした生産活動はできないしなぁ⋯⋯。」
そう、部屋が狭いのだ。いや別に宿にケチをつけているのではない。日常生活を送る上では十分な広さなのだろうが、こうして生産活動をすると手狭に感じるのである。
「とりあえず残りの錬金術をやるか。料理しようにも材料も調味料もないし。」
何しろ初級セットなのだ。広げると使用者のMPを消費して付けるコンロと流し台、道具に至っては包丁、まな板、フライパン、砂糖、塩、こしょう、無限に出てくる木の食器類しかない。これでは本格的に料理が出来そうにない。
そんなことを考えながら料理と道具をしまい、新たに初級錬金術セットを広げていくのだった。




