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ハイスペック超人はクエストを達成したようです。

 今回、後書きにてお知らせがあります。

 無事に進化も終えて街に戻ってきたが、俺とアカネさんはある問題に直面していた。


 それはギルドの報告についてである。アカネさんと一緒にギルドまで行き、アカネさんが不滅のオーガの正体であるということを伝えるや否や、ギルドの奥の個室まで二人そろって連れてこられたのである。



「どうしましょうか、キジンさん?なんか起こりそうな雰囲気ですけど⋯⋯。」


「奇遇だな、アカネさん。俺もそう思ってたんだ。多分この流れだと⋯⋯。」



 俺がそこまで言うと同時に、個室のドアが開けられる。



「いやぁ、待たせてしまってすまないね。私が始まりの街スタートのギルドマスターと務めているエドワードだ。よろしく。」



 テンプレ発生、ギルドマスターが現れた!



「ああ、これはどうも御親切に。俺はキジンと言います。で、こっちにいるのが、」


「アカネと言います。ちなみに種族は鬼です。」



 ギルドマスターのエドワードは、まるでインテリ男子を体現したような姿だった。


 体系は細めで、背丈は俺より拳一個分ほど高い。黒髪を七三に分けて銀縁の四角い眼鏡をかけている。顔も細く、糸目で一見温厚そうな顔だが挨拶の時に一瞬開いたその眼光はとても鋭い。


 服装は水色のシャツに紺のスーツという何とも現代的な服装で、その胸には金色の菊のバッジが輝いている。



「話は聞いているよ。君がその不滅のオーガだったんだね?まさか異郷人だったとは想定外だよ⋯⋯。」



 そう言うとエドワードは眉間にしわを寄せる。



「それにしても困ったねぇ。この場合はクエスト完了なんだろうけど、報告分の報酬を渡すべきか、脅威は去ったから討伐分の報酬を渡すべきか⋯⋯どうしようか?」


「あー、別に報告分だけで大丈夫ですよ。今回俺はほとんど何もしてないし、特に活躍も無かったんで。」


「本当かい!それは助かる。さすがは期待の新人というだけあるよ。そのかわりといっては何だが、二人のギルドランクの方を上げておくよ。一刻も早く大きな活躍をしてもらいたいからね。」



 口ではこう言っているが実際は、ギルドに貢献してくれよという本音がはっきりと分かる。



「ありがとうございます、でも、あまり期待はしないでくださいよ?」


「は、はい!ありがとうございましゅ。」



 アカネさんが噛んだ。



「それじゃあ報酬を渡そうか。これが今回の分の報酬だ。アカネさんの方にも、きっと冒険者との戦いで色々と損傷してしまっただろうから渡しておくよ。」



 そう言うとエドワードは懐から二つの袋を出してくる。手渡されて中身を確認すると金貨5枚が入っていた。初期の所持金の5倍である。買い物で所持金を殆ど使いきってしまっていたのでとてもありがたい。



「「ありがとうございます。」」


「いやいや、大したことないよ。長く引き留めてしまって悪かったね。それじゃあ私はこの後用事があるから、何か困ったことがあったらぜひ私を頼ってくれ。」



 エドワードが手を振りながらにっこりと笑う。


 エドワードに見送られながら、俺たちはギルドを後にするのだった。 

~お知らせ~


前回の話にて、ついにブックマーク登録が100人突破しました!


こんなに多くの方に読んでいただいて感謝、感激です!皆さんありがとうございます!


なのでそのお返しと言っては何ですがなんと⋯⋯






更新回数を増やしたいと思います!


ワー、パチパチパチー!


追加するのは土曜日の23時です!


今後もブクマ登録数に応じて更新回数を増やす予定です!


次回更新回数追加するブクマ登録数は500人です。


これからも「ハイスペック超人はVRMMOに逃げ込むそうです。」をよろしくお願いします!

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