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少女は魔神王と共に死ぬ

彼女は、一つのことに気づいた。


己の魂の力を全て使えば、忌々しき魔神王を倒す。


自分が死ぬことに躊躇いがあるが、このままでは、自分の意識も消えて友を殺して使い魔を縛らずに解放するために、私は最後の魔法を使おう。


「この命は、世界のために尽くすモノ。この思いは、誰にも残らない思いだが、いつかは死ぬ命ならば、我が命、世界のために捧げましょう。これこそが僕が生まれ変わった理由のはずだ。さらば、愛しき世界よ。」


詠唱は終わった。


気がつくと魔神王は呻き声をあげて恨み言を吐いて消えていく。


「こんなはずでは、こんなはずではなかった。三千年の憎しみを果たさねばならない。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。許さない。許さない。許さない。いつもお前らは私から全てを..」


僕の身体は徐々に消えて行く。


消えてい


消えて


消え









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