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家宝の弓の試し撃ち
家宝の弓である朧の神弓を貰った僕は森を荒らしている巨人を狩ることに決めてお母さんに言うと
お母さんは「くれぐれも慎重にね。」
そして僕は森の木々を壊す巨人を倒すために弓を射る。
すると音速を超えた矢が巨人の心臓を突き穿ち、巨人は地響きのような音を立てながら、ドサリと倒れた。
僕は巨人の息が絶えたのを母から教わった魔力感知で確かめた後、巨人を解体し終えてその後湖にて身を清めてカミサマに感謝をして僕は家に帰ってくる。
すると、エルフの村に火が!
まさか、お母さんは大丈夫かな?
急いで家に帰ると母だった無残な遺体があった。
村長も、友達も、妹も、みんなみんな殺されていた。
僕は嘘だ。夢だ。
ただただそう思っていたが煙の匂いが、血の匂いが、僕を正気に戻す。
僕は怒りの炎を胸に抱いて村を滅ぼしたモノを探していると、野太い声が聞こえてきた。
「ガキ一人生き残ってやがったか。見目麗しいし、高くで売れるぜ。」
僕は怒りのままに弓を撃った。
その矢はその男の心臓を四散させて、グシャグシャにさせていった。
僕は恐怖に感じてこの村を去っていく。
いつかは、帰ってくるよ。お母さん。