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収穫祭最中 大侵攻
大侵攻とは3000年毎に魔物達が徒党を組んだり強力な魔物達が襲いかかるという恐ろしいことである。
収穫祭の最中、銅羅が鳴り響き魔物達の姿が見える。
私が見える限りでも69000体の鎧を着たゴブリン達,さらには熊に猪に鹿に半頭半牛のミノタウルスが200000体ずついる。
お母さんにそいつらのことを話すとその名前を聞くと熊は「アルクトス」猪は「ヒュース・アグリオス」鹿は「エラポス」
全員エルフ達が束になっても倒せるか倒せないかそういうレベルの魔物達なので、村を捨てることにしたらしい。
村長は、エルフの住民全員に通告すると荷物をまとめて輦に載せて必死に逃げ出した。
私が湖にお母さんの許諾を得て最後に神様に挨拶しにいった。
湖にいた神様はそうか...じゃあな。
そう言った神様、わたしには葛藤が起きていた。
最後まで抗おうか、逃げようか。
私は、召喚獣を呼び寄せて抗うことを決意した。
じゃあ、神様の涙を拭ってあげようか。