龍side 冒険者になって最初の活動
冒険者になって最初の活動
それが地域の貢献である。
冒険者になって最初の1カ月は魔物を狩りに行くのではなく、地域の貢献である。
冒険者とは荒くれ者が非常に多く街の人々とのトラブルも非常に多い。
この地域貢献をすることで街の住民と馴染むためにするらしい。
街の住民と3日間連続で共にゴミ拾いをしている。
すると、武器屋のアインヅさんは嫁さんの尻にひかれて入るとか、八百屋のオッチャンは子供好きで貧民街の子供たちのカモだとか、貧民街といっても、行き倒れになって非合法な街だと思って行くとヤクザのようなガタイのいいオッチャンがとても良い人だった。
そして、一番良かった情報は魔法使いはしょっちゅういるせいか、魔法攻撃無効化のアイテムは少し頑張れば、簡単に買える。
さらにこの世界の大抵の魔物は魔法を無効化でき
てしまうけど物理攻撃には大層弱い。
物理攻撃を使える奴らは、冒険者にはならずに騎士団に雇われている。
『冒険者は安定しないからねぇ。』
「ふむふむ、なるほどね。」
僕は魔法剣というのを使えるんですけど魔法剣って物理攻撃なんですか?
鍛冶屋のアインズさんは、魔法剣とか面倒な武器使えるんだなぁと溜息を吐いた。
魔法剣は物理攻撃で魔法攻撃だ。
どちらかを無効化されたら、威力がとんでもなく減少される。