デザートと調味料を求めて、街へ その一
僕は、街に行こうと決めた。
街に行けば、調味料もデザートの材料の情報もあるかもしれない。
なので、街に行こうとしたわけだが、一番近い街でも約三日かかる。
一番近い街の名前は「ルドヴィカ」
「ルドヴィカ」を調べた。
アンドゥリフ王国の最北端の街で人口約三十万人
の大きな街で主要産物は、塩と砂糖と香辛料だ。
観光スポットはルドヴィカ商店街とルドヴィカ大図書館。そこに行くのなら、冒険者ギルドに行くのがオススメです。
さて、地道に歩いて行こうと思ったが、魔物に襲われて、盗賊団に絡まれた。
盗賊団に絡まれて僕が一番に取った行動は強化魔法の「ブースト」と祝福魔法「ブレッシング」で全力逃亡だった。
なんとか身包み剥がされずに済んだが、疲労困憊の状態なので、村を見つけて村の宿に泊めてもらうことにした。
村の名前は「シュヌ」と言うらしい。
シュヌの村で一晩泊めてもらうことになった。
村長は、最近では雨があまり降らないで困っているのですと言う。
僕は、雨乞いの魔法を使うことにした。
「大地の神よ。空の神よ。日輪の巫女の名において命ず。ここに実りをもたらす祝福の水すなわち雨をこの地に降らせたまえ。コールレイン」
その時雲はたちまち黒々と曇り、雨がポツポツと降り出してしまいにはザーザーという強い雨になった。
「一晩泊めてもらった恩はこれで返します。では、さらば。」
そのあと村には日輪の巫女を泊めた家として村末代までの観光スポットとなったが、その時は彼女はまだ知らない。
正直に言おう。
「あれ、僕こんな幼い姿で入れるのだろうか?」