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変わった日々
「…入るよ?」
いてほしいと願いながら声をかけてみた。
今までいなくなった友達と同じ現象が兄にも起きたので不安で仕方なかった。
まだ眠っているのだろうか…? 中から返事がない…
ドアを静かに開けて中を確認した。
涙が出そうになった。
(兄貴もあの2人と同じで、どっかいっちゃったのかな・・・)
とりあえずどこかに隠れてないか探してみたが、どこを探しても見当たらなかった…
(あの場所に行けば会えるのかな…)
学校にもいかず私服のままコンビニの前まで行くことにした。
兄が見たであろう場所に立ち、ずっとその方角を見続けてみた。
通行人からも、目の前のコンビニの店員からも変な目で見られ、警官にも職務質問を受けてしまった。
だけどなんとか乗り切り、夜になるまで見続けていた。
(…今日は諦めよう…)
ため息をつき、家に向かった。
家に戻ると疲れていたのか死んだようにすぐ眠りについた。




