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呪われし体
……ドンドン…ドンドン…
(…なんだうるさいな…)
ドアのノックの音が聞こえ目が覚めた。
目が覚めたのがわかったのかノックをしていた人が部屋に入ってきた。
「兄貴こんな時間に家にいるなんてどうしたの? 喧嘩?」
「んーまあそんなとこだな…うん」
(学校やめたことだけはまだ言わないどこう…)
「怪我してないみたいだからいいけどさ…」
「気にすんな、いつもの…?」
なんだか突然体に違和感が走り出した。
「どうしたの?」
弟も心配そうな顔でこっちを見てきた。
だんだんと意識が遠のいていく感じなのだが、体が勝手に動いていく。
まるで寝ぼけている時のようだが体の感覚がない。
……タスケテ……タスケテ……
消えていゆく意識の中で聞いたことがない声が聞こえてきた。
(誰の声だ…それよりなんで体が…)
よこで弟が必死そうに俺の腕を引っ張ってるのが見える。
が、何もしていないのに力負けでもしているのか、弟は引っ張られている感じだ。
なにか言ってるようだが、何も聞こえない。
そしてだんだん遠のいていき…暗闇に落ちていった。




