不安
学校帰り
家に帰らずそのまま隆仁の家に向かった。
母親が出てきてあれから相変わらず帰ってこないと言っていた。
龍三の家にも行ってみたが、今日は誰もいなかったのだろうか、誰も出なかった…
(ん~…あいつにも言っておくか…笑われるだろうなー…)
クスッっと笑いながら、これから自分にも降りかかるかもしれない何かに対し、弟にも伝えようと思った。
家に着き、晩飯を食べてから弟を部屋に呼んだ。
「なしたの兄貴?」
「いまから言うことを笑ってもいいがとりあえず聞いてくれ」
「なしたのそんな真面目な顔して?」
「もしかしたらこれから起こるかもしれないから念のためだ…」
「やっぱり何かあったのあの2人に?」
「多分な、簡単に説明していく。
とりあえず2人はあの近くのコンビニのところで血まみれで立っている人を見たと言ってた。
龍三は誰を見たのかわからんが隆仁は龍三を見ている。
そして、それを見たあとは眠気に襲われるようだ。
家に帰ってるからそれを見た直ぐじゃないみたいだが…
後は、隆仁の方だが龍三から助けてって言われたっぽいな。」
「ふーん、つまり今いなくなったあの2人はもしかしたらもうっててことかな?」
「そうだな…ただ誘拐とか家出の類じゃないと思う」
「なんだかオカルトっぽいね…」
「そうだな、別に俺も見たわけじゃないが色々あってあの2人がその被害者になったと見ている」
「したらとりあえず、あのコンビニの前は通らなければいいかもしれないね?」
「…くだらないって笑うかと思ったら…」
「こんな真面目に話してるのにそれは言わないよ、2人が居なくなってるのも事実だしね」
「…ありがとう」
「らしくないよ、それにさっきも言ったとおりコンビニさえ行かなければとりあえずは大丈夫なんじゃないかな?」
「そうだな…あのコンビニは行かないようにしておこう」
「後はなにか気づいたらすぐ教えるよ」
「ああ、頼むよ」
そういうとお互いの部屋に行ってゆっくり考えながら、疲れて眠った。




