期待していなかった答え
結局昨日は連絡が来なかった。
隆仁の携帯は部屋にあったから電話したところで出ないのはわかっている。
電話をする暇がなく、そのまま眠ってしまったのだろうか?
親も連絡すると入ったが忘れてしまったということもある。
しかし、龍三、隆仁のいなくなったタイミングが良すぎる。
ただ俺がホラー映画やオカルトものが好きで読んだり見たりしてるから、そんなくだらないことを思いついてるのかもしれない。
とにかく学校に行ってみれば分かることだ。
もしかしたら、今日2人とも来ているかもしれないんだ。
焦る気持ちを抑え、学校に行く支度をした。
「おはよう兄貴、昨日連絡きたの?」
「いや来なかったな…まあ連絡し忘れたんだろうよ、学校で会っておちょくってやるさ」
「学校が楽しくなりそうだね」
「ほらお前も早く用意しとけ、遅れるぞ」
「は~い…」
と、不安なのを弟に気づかせないよう、適当に答えながら家を出ていった。
何もなく学校に着いた。
HRが始まったがそれでもあの2人は来る気配がない。
何人かは来ないことを気にしていたが、特にそんなに突っ込むことはなかった。
終わってから先生に呼ばれ、何か知らないか聞かれたが、むしろそれを俺が教えて欲しい。
先生も深く突っ込まず、あっさり聞いて何もわからないと言ったら、そうか…の一言で終わった。
元々俺ら3人は評判は良くないほうで、特に龍三と隆仁は悪い評判ばかりだ。
そんな奴らがいなくなったくらいなら、どうせどっか行ったんだろう、程度で終わっているんだろう。
心配してるのは俺とあいつらの親くらいかな?
(とりあえず帰りに寄ってみるか…)
その日の授業はいつも以上に頭に入らなかった…




