出会いたくなかった出会い
(イッテテテ…床で寝るときついな…)
目が覚め、あたりを見回しても昨日と同じ変わってしまった部屋だ。
(寝ても元に戻ったりはしないか…)
何もすることもなく、これからどうしなきゃならないの解らないまま座り込んでいた。
(どうしてこうなった…病気…いや誰もいないのがおかしい…戦争起きたとしても誰もいないのも、建物壊れてないのも変だ…異世界?馬鹿馬鹿しい!漫画じゃないんだぞ!)
何を考えてもそれらしい考えにいたらなかった…
誰も答えを教えてくれないのだから出てこないのも当然だが…
(あん時最後に見たのは龍三か…あんな姿で見たんだからあいつの呪いか? ハハハッ!くだらね!)
(ん!?もしかして龍三もこの世界に来てたんじゃ!?それで居なくなってた?だとしたら…俺と同じく家にいるのが普通か?)
そう思い急いで立ち上がり、龍三の家だった場所に向かった。
もし龍三が生きていればここで何があったのか少しはわかるかも知れない。
もしわからなくても、1人でいるより2人でいたほうが気持ち的には楽になれる。
そんなことを思いながらとうとう家に着いた。
「龍三ー!いるかー!いたら返事してくれー!」
しかしなんの返事もなかった…
(やっぱりいないのかな…家…間違えたわけじゃないしな…)
諦め半分で龍三の部屋にたどり着き、それほど期待しないでドアを開けた。
顔をあげ、真正面を見るとまさかの人が座っていた!
「おい!龍三か!おき…ろ…お…おい…まさか…」
その座っているやつの右手を見た。
その手にはしっかりと拳銃が握られており、見たくはなかったが、顔を見てみるとこめかみのところに撃った跡が残っていた。
そしてその顔は……あの時、最後に見た血に染まった龍三だった…




