予感
部屋を見てみたが特におかしなところはなかった。
まあ部屋が汚れてるのはいつもだから見慣れているが、それでも荒れて汚したとかいうわけではなさそうだ。
ベットのとこに光るものが置いてあった。
(携帯あった…中は俺の着信ばっかだな…さっき何回もかけたしな…ん~…メールがこっから開いてないな…ってことは大体ここら辺で寝たのかな?)
などと、色々考えていた。
出かけたにしてはおかしな点があった。
まず、携帯を置いていっている、財布も置いてある、そして外出するときに必ず身につけている帽子とネックレスが部屋にあった。
(出かけてないのか…?でも家にいない…おばさんもどこ行ったか知らないみたいだし…ちょっと探してみるか)
「なんか外出た雰囲気ないけど適当に外探してみますね」
「ごめんね?帰ってきたらすぐ連絡させるように言っておくから」
「お願いします」
そう言うと、とりあえず近場のコンビニに行ってみた。
ちょうど昼飯時だからか客がかなりいたが、そこに隆仁の姿はなかった。
適当にあいつと一緒にいそうな奴に電話してみたが、誰もあっていないそうだ。
あとは中には入らなかったが学校、公園、商店街といそうなところ見てみたがどこにもいなかった。
とりあえず、隆仁の母親に伝えておいて家に戻った。
「あれ?兄貴おかえりー、早かったね?」
「いやーあいつどこにもいなくよ…なんかあったのかな…」
「え!?タカさんも?リュウさんもこないだからいなくなったんじゃ…?」
「そうなんだよな…」
「兄貴もやばいんじゃない!?誰かに狙われてるんじゃ!?」
「ん~ないない、さっき隆仁の部屋見してもらったが荒らされてもいないし、外に出ていった感じもないんだよな」
「ん~…?突然いなくなったってこと?」
「見た感じはな…とにかく明日学校でなんかわかるかもしれないし何も言えん」
「帰ってきたら連絡来るだろうし、待つしかないだろうね」
「そうだな、おばさんにもそれは言っといたから大丈夫だ」
「とにかく気をつけてよね!何かあってからじゃ遅いんだよ!」
「わーってんよ、ちょい考えたいことあるから部屋にいるわ」
「あーい、何かあったら呼んでねー」
「あいよ」
と、弟と別れ部屋にこもった。
(とにかく明日だ、それ次第でこのこと弟にも言わないとな…)
明日学校で、当たり前の顔してくる隆仁を期待しながら布団に入った…




