約束してたのに・・・
既に外は明るく、いつもどおり外は賑やかで目覚ましがわりになった。
「ふあ…ぁ…朝か…11時…結構寝たな」
とりあえず、布団から出て適当に身支度をした。
「あれ?兄貴やっと起きたんだ」
と部屋のドアを開け、弟が顔をのぞかせた。
「ん?着替えてどっか行くの?」
「ああ、隆仁とどっかで気晴らししようかと思ってな」
「したら俺も連れてってよ」
「だ~め、あいつ精神的に参ってるっぽくてな、ちょっと発散しに行くから来ない方がいいぞ」
「なーんだ…何もないときは俺も連れてってよ」
「何もないときはな」
と、弟が部屋から出て言って自分の部屋に戻っていった。
(さて…電話するか)
まだ着信もメールもなかったため隆仁に電話した。
……
…………
いつまでたっても電話に出ない。
メールが来る様子もなく不審に思ってしまった。
(寝坊…にしてはなかなか起きないな…いつもならもう起きてるぞ……まさかな…)
昨日の帰り道の隆仁の不審なことが気になってしまった
(帰り道で見た血まみれの…龍三もあんときそれで腰抜かしたんだよな…今回は隆仁…しかも見たのが行方不明の血まみれの龍三か…)
(とどめにゃ、二人共あの時間に眠いなんてあんまないのに突然の眠気…か…)
(気のせいならいいんだが…早く電話出てくれないか…)
しかし、いくら鳴らしても隆仁の電話に誰も出る気配がなかった。
「出かけてくるからなー」
今、弟しかいないがとりあえず言っておいた。
「あーい、楽しんできなー」
部屋のドアが開き、弟が顔を出しながら言ってきた。
俺は手を挙げ外に出ていった。
「とりあえず隆仁ん家行ってみるか…」
嫌な予感がし、チャリに乗って急いで行った。
隆仁の家に着いた、といってもチャリで3分もあれば着くくらいの近所なのだが…
チャイムを鳴らし、出てきたのは隆仁の母親だった。
「あらヤッちゃんいらっしゃい、隆仁まだ起きてないのよね」
「おはようございます、いやー電話しても何の反応もないから来てみたんですよね」
「あらそうなの?ちょっと待っててね、タカーー!ヤッちゃん来てるよー!」
と、母親は言いながら隆仁の部屋に向かっていった。
「タカー!起き…あら?いない?」
ゾクっと嫌な予感が背筋を走った…
「ちょっと俺も見ていいですか?」
「ええいいわよ?あら?…あの子いつのまに出かけたのかしら…」
不思議そうに部屋を出ていき、俺は部屋に入った。




