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プロローグ
初めまして!
さの氏という者です!
このサイトでは、初投稿となります。
拙い文章ですが、最後までお付き合いしてくれると嬉しいです。
____「なあ、ノック。次はどんなところだと思う?」
そう言った彼の顔には、次の扉への期待が全面に散りばめられている。
不安や恐怖は感じないのだろうか。
無限にある中で、良いセカイなど、数えるほどしかないのに。
「そうね…私は記憶が戻ればそれで良い。」
「むぅ…ノックはいつもそればっかり。"旅"はもっと楽しまないと!」
「シロは楽しみすぎなのよ。」
私はそう冷たく言い放ち、シロと共にどこまでも終わりの見えないくらい長く続く廊下を歩いていった。