これからレビューを書こうと思っている全ての人へ
初めてエッセイというものを書いてみました。
この作品のページを開いていただきありがとうございます。
もしよろしければブックマーク・評価をしていただけると嬉しいです。
また、この作品の感想をいただけると今後の励みになったりしますので、気が向いたら書いて下さい。
※11月13日、描写は若干変更致しました。
私の描写が原因で不快にさせてしまい、申し訳ありませんでした。
レビュー……この小説家になろうで書いている人達にとっては少なからずほしいと思っていることでしょう。
しかし、中々もらえるものではありません。
それ故にレビュー機能なんぞ、ただあるだけの架空のものだと思っている人がいると思います。
だからこそレビューを書かれた人は、自分の管理ページを開いて『レビューが書かれました』という赤いテロップが表示された時は胸が躍り、天にも昇るかのような気持ちになり、『ひゃほおおおおおおおおおおい!!」と発狂した人も一人はいると思っています。
作者が初めてレビューを書かれた際にそうなったので一人は確定ですね。
話がそれました。
では、そもそもレビューとは一体どういうものなのでしょうか。
意味を調べると評論・批評・書評等が出てくると思います。
この意味から読み取れるように、レビューとは評価であるのです。
それはおもしろさは勿論のこと、文章の丁寧さ、美しさ、キャラの個性……などに当てはまります。
極論を言ってしまえば、『つまらない』と書いてもいいのです。
しかし、ここで勘違いしないでいただきたいのは、そう書くだけでは単なる言葉の暴力に過ぎないということです。
ただ『つまらない』だけじゃなくて何処がつまらないのかを明確に指摘した方がいいでしょう。
一つ例を挙げてみましょう。
例は私が適当に考えたものですので、ある特定の既出している作品を指している意図はありません。
そういうつもりで、見ていただけると真に嬉しい所存であります。
ある作品はテンプレート、略してテンプレを踏襲しています。
しかし、テンプレを踏襲していながらも卓越した情景描写が魅力的です。
この作品に一人がレビューを書くとします。
書く人はテンプレが苦手ですが、この作品にどうしてもレビューを書きたいという気持ちを持っています。
そして、この人がこんなレビューを書いたとします。
テンプレを踏襲していて、設定等にこの作品だけの独自性というものは見られないものの、世界を表現する言葉の紡ぎ方がとても素晴らしいです。
また、作者自身があらすじに作品自体をテンプレだと認めているところにも私は好感が持てます。
認めているからこそ、その他の点で欠点を補う魅力が生み出せているのだと思います。
よろしければご一読してみませんか?
どうでしょうか。
マイナス面を挙げつつプラス面を挙げることで、プラス面がより引き立ったのではないかと思います。
ちなみにここからマイナス面を取り除くと、ただ『情景描写が素晴らしい』ということを言ってるだけです。
これだけでは幾多ものレビューに埋もれてしまうと思います。
もし引き立ったて思えないのであれば、それは私の文章力の無さが原因です。大変申し訳ありません。
このようにレビューはただ良い面を伝えるだけでなく、悪い面を伝えることも重要でしょう。
レビューの書き方は本当に多種多様です。
その中でもレビューの書き方を大きく四つに分けて、紹介しようと思います。
一から四までありますが、一が比較的易しいレベルでおそらく誰もが書けるものであり、そこから順に数字が上がると、比較的難しいレベルでおそらく書ける人は少ないだろう、というように分けました。
一、外的な情報(設定や世界観など)をまとめて書いたもの
二、内的な情報(作品の内容のどこが良いかなど)をまとめて書いたもの
三、一・二を合わせて書いたもの
四、三で書きながらもかつ批評的な感じで書いたもの
四のレベルは到達しようと思っても正直厳しいかもしれません。
というより、ここまでのレベルのものが書ける人の作品はきっと面白いものだと私は思っています。
なので、躍起になって四のレベルを目指そうとせず、始めから四は出来たらと念頭に置いておくといいのかもしれません。
だから三のレベルに到達することを目指しましょう。
ここまでレビューについて色々と語ってきましたが、やはりレビューとは同情とかで決して書くべきではないと私は思います。
レビューとは、その作品が良いと思うからこそ書くものであり、たとえ自分がレビューをもらったからといって、自分が大して良いと思わなかった作品に心ないレビューで返すのは、それこそレビューを書いてくれた人に対する非礼といえるのではないでしょうか。
少し言葉が足りないようですね。
私はレビューを書いて下さった方に感謝のレビューを送るのは悪いとは思っていません。
くどいようですが、書いて下さった方の自分が良いと思える作品に対して書いてほしいのです。
この度私が非礼という表現をさせていただいたのは、レビューを書く人の中に自分の利益を求めるという人がいる、というのが許せないからです。
たとえそのような気持ちで書かれたレビューをもらった方が分からなくても決して心地の良いものとはいえないでしょう。
レビューを書く人、もらう人、書かれたものを見る人……誰にとっても嬉しいレビューとなるように、定められたルールではありませんが、マナーとして……。
そして、このエッセイがこれからレビューを書こうと思っている人にとって少しでも糧になれば幸いです。
最後の方が大分辛口になっていますが、私はレビューを書く上での最低限の礼儀だと思っています。
どうかご了承下さい。