天才は銃弾乱射狂
あの後、橎堂さんとは別れて俺たちは寮に戻っていた。
唯も当たり前のように男子寮の部屋まで着いて来くるのは言うまでもない・・・
「母さん達の仲間がまさか『ヘルハウンド』だったなんてな・・・正直信じられないな。」
「あぁ、だけど一番信じられないのは親父達だろうな。」
自分達の昔話しをしなかったのはそのこともあったのだろうな。
「そういえば、そのジャッカルとカーリー。どうするんだ?」
「どうって?」
話題を変えて来た唯は指をさしながら今はアタッシュケースに入っているジャッカルとカーリーを見る。
「あんだけ橎堂さんに大見得きったんだ。ちゃんと扱えるのか?」
「分からん。とりあえずはコイツらを整備しなきゃならんから、まずはそれからだ。」
「ふーん?出来るのか?」
「そーじゃなくてもやらなきゃならねぇよ。あ、それからコイツの事はしばらく秘密にしといてくれ。」
「何で?」
「扱えるまであんまり他人に知られたくねぇんだよ。」
モノだけデカくてただの格好つけだなんて思われたくねぇしな。
アタッシュケースを机に置いて中を開くと最初に光輝くカーリーが見えた。
新しい弾丸とか色々それないとな。
でも、今はあんまし金もないからなぁ・・・
「なぁ、お前しばらくの間暇だよな?」
「まぁ暇だけど、何で?」
「明日からちょっくら付き合ってくれねぇか?こいつらの装備揃えるのに金が足りねぇんだよ。」
「別にいいけど、地味な奴は嫌だぜ?」
「安心しろ。地味なのは皆安いからな。最低でもCランク任務を狙う。」
唯はうむ、と考えたがまぁCランクなら良いかと承諾してくれた。
Cランク任務での報酬は最低でも10万単位で功績として1.1単位程貰える。
「それなら良いよ。って言ってもそんな都合よく任務何てあるのか?」
「さぁな。今調べる。」
そう言って携帯を開くと学校の依頼任務一覧表を開く。
そこにはAランク〜Dランクまでの任務内容が書かれ、報酬と単位、そしてその任務を任務を受ける為の条件などが記載されている。
Cランク任務の一覧を開くといくつかあった。
・O社警備護衛 報酬11万単位1.2条件なし。
少ないな・・・論外!
・首相護衛 報酬14万単位1.5条件Bランク同伴
んー、ちょっとおいしいけど保留だな。
・カジノ警備 報酬20万単位1.8条件Bランク2名同伴及び4人チーム、女性必須。
色々条件があるが、もうこれしかねぇな。まぁいっかこいつにしよう!
「あったぞ〜。ちょっと条件がアレだけどな。」
「どれどれ・・・うむ。ちょっと地味だけだ悪くないな。んっオッケー。」
とアッサリ承諾してくれた。
でも唯はAランクだから問題ないが残りの2人・・・それもそのうち1人がBランクかぁ。
あ、そういや皇さんがいたっけ。
承諾してくれるかなぁ。
「ちょっくら出かけてくるわ。すぐ戻る。」
「あいよ〜。」
とソファの上に寝そべりながらポテチを食べてTVを見る唯に言って出掛ける。
ってかお前くつろぎすぎだろ!
それ以前に忘れてる様だから言っとくがここ男子寮だからな?!
なんて言っても聞くはずもないので口にするのをやめてさっさと部屋を出て行く。
女子寮は歩いて10分程度の場所にあるのでてくてく歩いて行くことにした。
確か、第3棟の最上階だったな。
そう思って管理員に許可をもらってエレベーターに乗り込む。
部屋割は基本的にランクによって別けられる。
ランクが高い程景色と立地条件の良い場所に配属されていく。
つまり皇さんはいわゆるここのボス的な存在という訳だ。
部屋に着くとどこかの高級ホテルを連想させる作りになって赤い絨毯が敷き詰められている。
・・・ここ一応寮だよな?
そんな事を思いながら部屋の前に着いて呼び鈴をならした。
「はーい。」
ガチャ。
ーーーボンッ!!
うぉ?!
出てきた皇さんは風呂上がりだったのか髪が濡れていて首にタオルをかけていたが、俺の顔を見た瞬間爆弾でも爆ぜたのか顔を一瞬にして真っ赤にした。
「きっ!きょ、京介君?!なな、なんでこんな所に?!」
動揺し過ぎでしょ貴女・・・
まぁ無理もないな、出会ってすぐにあんな事をしてしまったんだから・・・
「えっと、そのこの間は本当にすんませんでした。」
深々と頭を下げて謝ると皇さんは動揺しながらも手をパタパタしていた。
「い、いえ!そ、そのこちらこそ・・・あ!ど、どうぞ上がって下さい。」
と、中へ入るように進められて断ろうと思ったが、少し長話になると思いお言葉に甘えた。
室内も綺麗にされて本当にどこかのホテルにきたのではないかと錯覚してしまうほどだった。
「今、お茶入れますから適当にくつろいでて下さい。」
そう言い残して皇さんはキッチンへに言ってしまった。
このまま立っているのも変なので、赤いソファに腰を下ろした。
おぉ、すっげフカフカじゃねぇか。
やっぱ違うよなぁ〜Aランクともなると・・・
「お待たせしました。」
後ろを見るとそこにはトレイの上にレモンティーを載せた皇さんが立っていた。
「あ、どうも。」
「それで今日はどうしたんですか?」
お茶を飲みながら訪ねてきて俺もそれに合わせて一口飲む。
「先日のお詫び・・・そして、一つお願いが。」
「お願いで・・・」
「お姉様ぁ〜、お風呂ありがとうございました♪」
突然言葉を遮って後ろのドアからガチャっと開いて奥からバスタオルを巻いただけの女の子が出てきた。
「え・・・きゃあぁぁぁ!!」
女の子は俺と目が合うと胸元を抑えて出てきた部屋に逃げて行った。
元気な子だなぁ・・・ん?あの子って確かこの間の子だよなぁ。たぶん。
「・・・ちょっと失礼しますね。」
頭を抑えながら皇さんは席を立って行った。
「ハハ、どうぞ、お構いなく。」
そう言って皇さんは慌てて別室に行き適当な着替えを持ってバスルームに入って行った。
ーー数分後。
「お待たせしました・・・すいません、さっきはお見苦しい所を見せてしまいました。」
「いえ、ウチではあれ以上に酷い奴が住み着いてますから大丈夫ですが・・・その、こっちこそゴメンね?」
最後のは皇さんの横で赤面しながら赤茶色の髪をストレートにしたあの時の女の子に言った。
「い、いえ、こっちこそ、度々すいませんでした・・・」
ただでさえ小柄な体をさらに縮こませて小動物みたいになっている。
「えーっと、この子はひょっとして『シスター』の?」
シスター。
それは下級生が上級生と二人組となり、上級生から直接特訓を1年間過ごすという制度のことだ。
呼び方は様々あるが、女性同士の場合はシスターと呼ばれる。
「あ、はい!お姉様の妹、藤紫 茜と申します。」
ぺこりと小さな頭を下げて一応自己紹介もしておいた。
「それで、先ほど言ってたお願いとは何ですか?」
挨拶を一通り済ませてタイミングを見計らったように皇さんが話しかけた。
「実は諸事情により、少し稼がなくちゃいけなくなりまして、Cランク任務を一緒に受けてくれませんか?」
「ーー任務内容は?」
「カジノ警備です。報酬は20単位は1.8のちょっとした出稼ぎ任務みたいなものです。」
皇さんは少し考える素振りをしてチラリと横目で茜を見つめ何か思いついたように手を叩いた。
「では、茜も同伴でよろしいのでしたら引き受けさせていただきます。」
「え?!良いんですか、お姉様!」
「貴女にも様々な経験が必要でしょうからね。」
茜の頭を撫でながら告げる皇さんは文句はないですね?と言わんばかりの表情だった。
「えぇ、もちろん良いですよ。それに条件として女性必須とも書かれていましたからね。」
「じゃあ契約成立ですね。ーーこれをどうぞ。」
ピラッと見せて渡してきたのは一枚の名刺でそこには皇さんの連絡先が書かれていた。
「どうも、また追って連絡します。」
「お待ちしています♪・・・一つ聞いても良いですか?」
笑顔を見せたと思ったら一変して深刻な表情になる皇がいた。
「あの時の貴方は誰なのですか?」
そして彼女は返事を待たずに聞いて来た。
ーーストレートだな。
でも、嫌いじゃないな。
「・・・皇さんには答えるべきな
んでしょうが、すいません。今は答えられません。」
「今は?」
「今は、です。」
奇妙な空気が流れ、横で状況を把握できていない茜がオロオロとしている。
その動きがまた小動物チックでなんとも愛らしい。
「じゃあそのときには教えて下さいね。」
「はい。全て教えます。」
その言葉を合図にしたかのように席を立って部屋を出る。
寮に戻って自室に入ると濃厚なラーメンスープの匂いが漂っていた。
そして玄関先には今まで見たことないほどの靴が散乱している。
ま、まさか!
悪い予感がして慌てて中へ入るとそこには5人の男共が揃ってラーメンをくっていた。
「ん?おぉ〜、おかえり。ズズッ」
「やっと帰って来たか京介。ズズッ」
「邪魔してるぜ〜ズズッ」
一言良いながらラーメンを食う奴らは皆強襲科の生徒でダチだった。
「お前ら何してんだ・・・?」
「何って見りゃわかんだろ、ラーメン食ってんだよ。ズズッ」
っと要が丼を持ちながら言って来た。
「そーじゃなくて、何でウチにいるんだよ!」
「あ、おかえり〜。」
男子の群れの中からラーメンをトレイに乗せて運んで来たのは言わずもがなの唯だった。
「お、待ってました〜♪はい、500円で良いんだよな?」
「オッケー、毎度あり〜♪」
ラーメンを受け取って金を払う男子生徒に満面の笑みを浮かべている。
「京介の分もあるから座って待ってろ。場所借りてるから金はとらねぇでやっから安心しな。」
唯は手をヒラヒラさせてそのまま台所へ戻って行った。
ちょっと待てや!
行く前に説明してけ!
だけど群れが多すぎてそっちに行くことすら出来ない・・・
「・・・それで?なんでお前らがこんなところにいるんだ?」
旨そうにラーメンを啜る要に問い出すと食べながらではあるが答えてくれた。
「通路歩いてたらよ、もぐもぐ、お前の部屋からやたら、んぐ、旨そうな匂いがして入ってたんだよ。そしたら唯がいて一杯500円で作ってくれるってんでラーメン食ってんだよ。ズズッ」
あの野郎勝手に人の部屋で商売しやがって・・・商売代でも貰っとくべきか?
などと、そんなことを考えているうちに唯がラーメンを持って戻ってきた。
「おまたせ〜っとぉ。」
トレイの上にラーメンが二つ乗っている所をみるとコイツも食べるらしい。
「お前なぁ、勝手に人の部屋で商売すんなってぇの。」
「良いじゃねぇか、1人で喰うより大勢と食った方が美味いじゃんか。」
パチンッと割り箸を割ってラーメンを食べる唯はこれ以上ないほど幸せそうな顔をしている。
・・・なんかアホらしくなってきた。
どうでも良くなり、目の前に置いてあるラーメンを食べ始める。
ーーやっぱ美味いな、こいつのラーメン。
それからは賑やかなものだった。
明日は通常日課だと休日になっているが、PMBでは普通授業が休みというだけで学科授業はちゃんとあるがそれは午後からしかない。
だから皆盛り上がって趣味で作っていた梅酒や日本酒を出して皆で飲み始めた。
「お前スゲぇな!何だこの酒!すっげー美味いぞ!」
と、日本酒を飲む右から要が絡み
「梅酒もなかなか美味いじゃねぇか!」
と、梅酒を飲み進める唯が左から絡んできた。
ーーあぁ、褒められるのは嬉しいが・・・
コイツらうぜぇ!!
「あ〜、分かった、分かったから絡むの止めろ!」
基本的に強襲科の奴らは全員酒が好きだ、ってか大好きだ。
俺も当然の事ながら他の連中もそれなりに通な奴らが揃ってる。
そして不思議な事に全員バカみたいに酒が強い・・・そんな連中が酒を飲み始めたら当然。
部屋の片隅に転がっている約3リットルの日本酒が入っていたはずの桶がものの10分でカラになった。
ーーあれ作るのに一ヶ月はかかったんだぞ・・・
「京介ぇ!棚の奥にこんなのあったけど、これ何だ?」
そう言って勝手に持ってきた唯の手にはグリーンのキャップとラベルをした無色透明の瓶を持っていた。
「バカッ!それだけは飲むなっ!!」
アレは、少し前に新酒を作ろうとベースとしていたウォッカ!
その名は『スピリタス』アルコール度数は驚異の96%!世界最強のウォッカだ!
「なに〜?そうやって1人だけ飲もうとしやがって許せねぇ!そういう奴には・・・こうだ!」
何を勘違いしたのか唯はスピリタスを開封すると一気にラッパ飲みしやがった。
「そーだ、そーだぁ!京介の酒は俺らのもんだぁ!」
アホ共がヒートアップして唯からそれを奪うと次々回し飲みしていた。
ただ一人を除いて。
「・・・おい、京介。アレって確か。」
横には一緒にそれを買いに行った要が訪ねてきた。
「あぁ、スピリタスだ・・・時に要よ。ものは相談だが、ベランダにでも行かないか?」
「行く。」
2人は息があったように全速力で防弾ガラス使用にしている窓を開けてベランダへ出る。
俺たちがこんなにも息があったのにはわけがある。
さっきも言ったように皆酒には強い。
だが、以前要と唯で飲んだ時に唯に酔うまで飲ませた事があった。
目論見通り唯は酔った・・・そして後悔した。
唯は酔うと銃を乱射しまくる『銃弾乱射』の毛があったのだ。
ベランダに出てすぐに窓を閉めて中の様子を伺うと中では2人が即トイレへ駆け込んでいったが、もう1人は高笑いしながら唯の徒手格闘を食らってサンドバッグ状態になっていた。
「・・・アレ生きてると思うか?」
「難しいだろうな。ほい。」
厳しい評価を下して要はちゃぽんっと音をたてていつの間にか持って来ていた濁酒(もちろん俺の)を渡して来た。
仕方ないのでそれでも飲みながらほとぼりが冷めるのを待つ事にした。
外はやや冷えていたが、火照った身体にはちょうどよかった。
「あぁ、そうだ。バイクありがとよ。」
「おう。どうだ、気に入ったか?」
「あぁ、なかなか良かったぞ。」
「ハハハッそうだろそうだろ♪」
ーーパァンッ!
・・・パァン?
後ろを見るとそこにはニヤッと笑いながら唯愛用のベレッタM93Rを構え、硝煙昇る銃口をベランダに向けていた。
「・・・おい、始まったぞ。」
「安心しろ。ここの部屋の防弾ガラスは最近新調したばっかだからな。9mm程度じゃ何ともならん。」
それを聞いた要は安心したような顔をしたが、唯は何を思ったのかベレッタをフルオートにして連射してきた。
パパパパパパッ!
無駄無駄♪
そんなもんいくら撃ってもつくのはかすり傷程度だ♪
余裕な表情で濁酒を飲む。
ガシャンッ!!
ーーガシャン?
部屋の中を覗き込むとそこには背中から長い鉄の棒のような物を出し、足元には弾薬ボックスが置かれている。
「おいっ!アレってまさか・・・!」
青ざめる要の先に唯が構えた銃は
「嘘だろ?!ラインメタル社のMG3じゃねぇか!!」
全長1225mm重量10500g発射速度毎分1150発。
ニヤァァァッとおぞましいほどの笑顔を見せながらそれを向けてきた。
「・・・おい、どのくらいコレは持ってくれる?!」
「通常弾なら頑張っても2分ってとこだが、自作の弾なら30秒だろうな・・・」
「退路は?」
窓の奥で唯は手をバイバイと振って
ババババババババババババ・・・・・!!
掃射しだした。
しかも防弾ガラスの影響を見るとどうやら自作弾らしい。
「飛べぇ!!」
叫びながら着ていた制服の袖からワイヤーを出してベランダの手摺に引っ掛けた。
ひゅるんッ
半円を描きながら飛び込んだ場所は2階下のベランダだった。
ドスンッッ!
鈍い音が響いて窓ガラスにぶつかるが、PMBが所有する施設は全て防弾使用にしているためヒビ一つつかない。
上からは俺が垂らしたワイヤーを伝って要も降りてきた。
「間一髪だったな。」
降りて来た要に言うと心底焦ったという表情をしている。
上ではまだ銃声が鳴り続けている。
「全くだ。ってかあの自作弾丸って何だ?!10秒で防弾ガラス破るなんて聞いたことねぇぞ!」
血相かきながら要が問いただしてきた。
10秒か・・・また新たに改良を加えたなアイツ。
「ありゃ唯自身が考案・制作そして量産した特製の弾丸で名前はBadend通称:BE弾。貫通性と破壊力に飛躍した銃弾だ。」
「貫通性と破壊力って・・・どんな仕組みなんだ?」
首をひねりながら聞いてくるが正直、あんまり興味がなかったからあんまり覚えていない。
一度だけ見させてもらった設計図を思い出して説明するしかないな・・・
「貫通性の高い徹甲弾と対空砲で使われる榴弾を組み合わせた物っていえば分かるか?」
色々と端折った感のあるアバウトな説明だったが、要は理解したらしく驚いた表情をした。
「お前それ今米軍が総力を上げて製造・設計してるのと瓜二つじゃねぇか!!」
「そ、そうなのか?よく知らねぇが、設計図には『貫通徹甲榴弾』とか書かれてたな。」
「・・・聞け。お前の幼馴染は俺の知る限り究極の天才だぞ。」
天才?
ラーメン大好きアバウトorワイルドなあのバカが天才?
・・・ないないないない。百歩譲ってもしそうだとしてもバカなのは変わりねぇよ。
ガラララッ
突然窓ガラスが開くと口にタバコを加えた金髪の男が出てきた。
「あれ?京介さんに要さんじゃねぇっすか。どうしたんです、こんなところで?」
「どうしたもこうしたもねぇよ。またヤられたんだよ。」
「ハハッ京介さんも大変ですねぇ〜。」
愛想の良い笑いをしてくるコイツは通信科の滝川 慶。
銃弾の嵐をばらまく唯のせいですっかり仲良くなった男だ。
見た目は不良にしか見えないし目付きも悪いが、実際は面倒見が良くて顔もわりとイケメンな面白い奴だ。
「それより、しばらく居させてくれ。今上でトリガーハッピーになってるバカがいるんだ。」
「ハハッ別に良いっすよ〜。ちょうど暇してたんで♪」
それからしばらくして俺達は雑談をする事にした。