ショートショート ゴミ屋敷の仙人3
掲載日:2026/06/24
自由とは、何ものにも縛られないことである
その言葉は甘い蜜のように人々の心を魅了する
権威ある者は永い時間を使って制限を当たり前のものとし
そうすることで制限されていながらそれを制限と認識できず
人々に自分は自由であると思わせることに成功する
自分は何にも制限されていない自由に生きている
そういう人はかえりみるがよい
憲法、法律、交通ルール
会社の社則、就業規則、学校の校則
お葬式のマナー、結婚式のマナー
謁見のマナー、テーブルマナー
参拝の作法、茶道の作法、華道の作法
国際ルール、経済システム、貿易システム
社会のルール、暗黙のルール
地域のしきたり、家のしきたり
ローカルルール、友との約束
いずれも守るのは当たり前のこととされていて
それが間違っているとは言わない
だが確実に行動制限されているのである
そして中には根拠も理由もないものもある
そんな言いつけを律儀に守って
自由であると言うのはいかがなものか
老師、だから老師の家は反骨のゴミ屋敷なんですね!
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