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捕食惑星ゾラ ― 星を喰らう湖と、少年が見つけた空の記憶 ―

作者:近藤良英
最終エピソード掲載日:2025/11/09
銀色の湖が生きている――惑星ゾラの北部に広がる“スエ湖”は、ある日を境に正体不明の粘液を湛え、街をひとつ、またひとつと飲み込んでいった。ターラの街で母リムと暮らす少年コナ・リムスは、湖の異変に立ち向かう決意を固める。燃料「耐油」が湖を分解できる唯一の物質であることを突き止めたコナは、仲間のオチカと共に原因の究明に乗り出す。
 湖の正体は、かつてこの星を支配した異星生命体ゾロアンダーが生み出した「捕食細胞」であり、星を“再生”させる名のもとに全生命を喰らう計画だった。ゾロアンダーの配下である機械生命体ロコイドとの戦闘の中、コナは人間が過去に星を汚してきた罪にも気づき、戦いの意味を問い直す。
 仲間を失いながらも、コナはリムの研究を受け継ぎ、耐油を武器に湖を焼き払う作戦を立案。ターラの人々とともに湖上決戦に挑む。激戦の末、コナはゾロアンダーの本拠「塔」に突入し、星の心臓ともいえる捕食核を撃ち抜く。崩壊する塔の中でゾロアンダーは、「星の記憶を返す」と言い残し光の粒となって消滅する。
 すべてが終わったあと、銀色だった湖は透明な水に変わり、風が再び惑星を渡る。母リムは息子を見送り、少年は青い空へと飛び立つ。戦いの果てに彼が見たのは、再生する星の“風の記憶”。それは、滅びと再生をくり返す生命の循環を告げる、希望の光だった。
捕食惑星ゾラ
2025/11/09 15:47
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