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終わりなき戦いの彼方
激化する武装衝突と感染症の蔓延。
現地の状況は悪化の一途をたどり、MORUチームは連日の過酷な任務に追われていた。
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神崎は疲労困憊の中でも、決して仲間や患者を見捨てず、前線に立ち続ける。
しかし、ある夜、チーム内で意見の対立が起きる。
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柊は「もう限界だ。撤退すべきだ」と訴えるが、神崎は「命を救うことをやめるわけにはいかない」と反論。
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緊迫した空気の中、サーシャが仲裁に入り、チームの結束を呼びかける。
彼女の言葉に、柊も次第に心を開いていく。
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神崎はチームに語る。
「俺たちの戦いは、終わらない。
でも、どんなに長くても、誰一人、見捨てない」
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その言葉が、チームの心をひとつに繋げた。