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当然、断罪しますわ。  作者: 紅月
12/22

わたくし、更に呆れてますわ

二兎を追うものは一兎も得ず、です。

「いえ。私はステファノン第二王子殿下の婚約者候補の1人ではありますが、婚約者ではありません。それに、殿下のご寵愛されているミア・バーグ男爵令嬢に誤解されます」


言い返さないと思っていたイヴォンヌの反撃に、ステファノンが一瞬、言葉を失った隙にエレオノーラはイヴォンヌ達の前に姿を現した。


「おはようございます、イヴォンヌ様。今日の予定は?」

「おはようございます、エレオノーラ様。放課後は王宮で妃教育がありますの」

「まぁ素敵。それでしたらご一緒に戻りませんこと?妃教育は離宮で行われるのでしょ」

「喜んで、エレオノーラ様」


完全にエレオノーラはステファノンを居ないものと話し始め、イヴォンヌも嬉しそうにエレオノーラに答えていた。


「愛よりも権力を選んだ様です」


ステファノンを置いてクラスに向かう時、イヴォンヌが呆れた様に呟いた。


「如何かしら?アレは愛と権力を欲している顔ですわ」


エレオノーラの答えにイヴォンヌはさらに呆れた。


「私を正妃に、あの方を愛人にですか?」


王ならば、正妃に子供が出来なければ側室を置く事もできる。でも側妃は何処まで行っても2番目で、正妃の代わりに世継ぎを産んでも実権は正妃にある。


「愚か者は、自分だけが優位に立てれば良い、と思う様ですが、人は其々感情を持っていますから」


あの令嬢が黙って日陰の存在になる事を受け入れるとは思えない。

ウチの猫

ウチの猫は野良生活が短かったせいかネズミを獲物、と思っていない様だ。庭に小さなネズミが出た時もなんだこれ?って顔してネズミに馬鹿にされていた。狩猟本能を何処に置いてきた?

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