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ライスシャワーは花びらで

俺は高森 祐一高校3年生。好きなものカレー、今受験戦争まっただ中。 俺には気になる人が居る、それは・・・・・


?「こら!なによそ見しているの?ちゃんと授業聞きなさい。」


祐一「あっ未来先生、すみません。」


未来「未来先生じゃないでしょ、私は市ノ瀬ですちゃんと名字で呼びなさい。」


市ノ瀬 未来 うちの学校の先生で、俺の幼なじみ、そして俺の気になっている人。


まあ、10年前に言ったことを、覚えている俺がおかしいんだが。


10年前 未来「ねー祐君知ってる?リンゴの花って白いんだよ。」


祐一「そうなんだ。」


未来「私ね。結婚したら、リンゴの花びらをライスシャワーにしたいな。」


祐一「じゃあ、僕が未来お姉ちゃんの、結婚相手になる。」


そんな、子供の約束みたいな事だった、そのために俺は必死に勉強している。

先生にふさわしい男になるために。



祐一「あー疲れるな。」


友也「オイ祐一、お前歌織を振ったんだって?」


祐一「なんだよ友也、仕方ないだろ。俺には好きな人が居るんだから。」


友也「市ノ瀬先生だろ?お前知らないのか?」


祐一「なにが?」


友也「市ノ瀬先生なら田中先生と仲が良いって。」


祐一「噂だろ、信用しねーよじゃあな。」


友也の言うことは信用してなかった、いや信じたくなかった。


祐一「あれ、未来先生。一緒に帰ろうかな。せんせ・・・」


そこには未来先生と田中先生が仲良く話していた。


祐一「ちくしょー!!」


俺は走り続けていた、当てもなく走っていた。



次の日俺は未来先生の授業をさぼった。ただ会いたくなかった。


未来「祐一君!なんで授業でないの?」


祐一「関係ないやろ。」


未来「なんで祐一君頑張ってたじゃない、なんで?」


祐一「ばかばかしくなったんだよ!」


未来「なにが、どうしたっていうの?」


祐一「どうせ俺なんて、努力しても無駄なんだよ!」


未来「なんで・・・」


祐一「田中と付き合ってるんでしょ、俺には努力しても無駄なんだよ!」


未来「なにがどうしたって言うの?」


祐一「先生は覚えてないだろうけど、俺はずっと覚えていただから、俺は努力してたんだよ。

先生が好きだから、ずっと好きだったから。」


未来「ありがとう、私も祐一君好きよ。」


俺は先生をそっと抱きしめて、口づけした。


そして俺は目標の大学に合格、そして約束通り、俺と先生は結婚した、

リンゴの花びらをライスシャワーにして。

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