大会20日目 白球に夢中になるのはなぜか
[白球に夢中になるのはなぜか]
似島学園は現在、自力優勝の可能性が消滅している。
落ち込む黒木日輪に声をかけたのは、首位を走る西日本大附属の鞠葉智也だった。智也は、日輪に『できることだけをやればいい』と言った。
どこか無気力にも感じられる言葉だった。その後、日輪は難しく考えることをやめ、調理台に向かった。マネージャーの自分にできること。日輪の結論はおにぎりだった。新品の野球ボールのように白いおにぎりを、日輪は時間が許す限り、自信を持って作った。
[試合結果]
・本馬高校 対 平成広島高校
平成/305 110 6/16
本馬/100 020 1/4
平成広島が2試合連続2桁得点で大勝。
・西日本大学附属高校 対 似島学園高校
似島/202 100 030 101/10
附属/015 010 010 100/9
栄養充分な似島学園が延長12回の激闘を制した。
・安芸工業高校 対 基督ガウディ高校
基督/030 001 113/9
安芸/211 120 000/7
安芸工業は序盤のリードを守り切れなかった。
[順位表]
1/附属/19/12-0-7/.632/-
2/基督/18/11-0-7/.611/0.5
3/安芸/17/8-0-9/.471/3.0
4/似島/18/8-0-10/.444/3.5
4/平成/18/8-0-10/.444/3.5
6/本馬/18/7-0-11/.389/4.5
[次回予告]
大会21日目
・西日本大学附属高校 対 似島学園高校
・安芸工業高校 対 基督ガウディ高校
特集:モラトリアムの衝撃